初心者からイラストを副業にするための5ステップ

初心者からイラストを副業にするための5ステップ

イラストの副業を調べると、「まず画力を上げましょう」と書かれた記事ばかり出てきます。それができないから困っているのに、と思った人は多いはずです。

実際のところ、最初の案件を取るのに必要なのは画力だけではありません。何を描けるかをはっきり示せているか、納期を守れるか。依頼する側が見ているのは、そこです。

この記事では、初心者がイラストを副業にするまでの5ステップをまとめました。あわせて、絵が上手くなくても取れる仕事、AIが入ってきた2026年の実際の市場、依頼のやり取りの決め方まで解説します。

結論からお伝えすると、イラストの副業は5ステップで始められます。方向性を決める、道具をそろえる、作品を10点まとめる、窓口に登録する、小さい案件から実績を作るの5つです。

最初の案件までにかかる期間は、2か月から3か月が目安です。登録して待つだけでは動かないので、応募を続けてください。

初心者が取りやすいのは、SNSのアイコン、似顔絵、ブログの挿絵あたりです。単価は1件2,000円から1万円ほどで、まずは月5,000円を目標にすると続きます。

窓口はココナラとクラウドワークスの2つで十分です。画力より、納期を守ることと連絡が早いことのほうが評価されます。

目次

初心者からイラストを副業にする5ステップ

イラストを副業にする5ステップを整理する日本人女性の写真

方向性を決める、道具をそろえる、作品を10点まとめる、窓口に登録する、小さく実績を作る。この順で進めれば迷いません。

順番が大事です。作品を作る前に登録しても、見せるものがなく選ばれません。

  1. どんなイラストを描くかを決める
  2. 描くための道具をそろえる
  3. 作品を10点そろえてまとめる
  4. 仕事を受ける窓口に登録する
  5. 単価の低い案件から実績を作る

もうひとつ、始める時期を待たないでください。上手くなってから登録しようと考えると、いつまでも登録できません。

ステップ1:描く方向性を決める

何でも描けますと書いた人には、依頼が来ません。相手は自分の欲しい絵を描ける人を探しているからです。だから最初に、描く範囲を狭めます。

決め方は簡単で、自分が描いていて楽しいものを選ぶだけです。人物、動物、食べ物、風景のどれかに絞ってください。得意なものが分からないなら、まず10枚描いて楽しかったものを選びます。

絵柄も決めておくと、依頼の精度が上がります。線が細い、ゆるい、リアル寄りなど、自分の傾向を言葉にしておいてください。

絞ると仕事が減るように感じますが、実際は逆です。「動物のアイコンを描く人」と分かったほうが、探している人に見つけてもらえます。

あとから広げることもできます。まずは1つに決めて、実績ができてから増やしてください。

ステップ2:道具をそろえる

ここでお金をかけすぎないでください。スマホと無料アプリでも、納品できる品質のイラストは描けます。実際にスマホだけで受注している人もいます。

ただし仕事として受けるなら、画面の大きさが効いてきます。修正の指示に細かく対応するとき、小さい画面では時間がかかります。続けると決めた段階で、タブレットを検討してください。

ソフトは、無料のアイビスペイントから始めて十分です。案件が増えてきたら、現場で最も使われているCLIP STUDIO PAINTに移ります。

買い足すのは、案件を受けてからで構いません。収入が出てから道具に回すほうが、負担になりません。

ステップ3:作品を10点そろえる

これが最も大事な工程です。依頼する人は、過去の作品を見て発注を決めます。作品がない状態では、どれだけ上手くても選ばれません。

10点は、ステップ1で決めた方向性でそろえます。人物と決めたなら人物だけ、動物と決めたなら動物だけです。バラバラだと、何を頼めばいいのか伝わりません。

依頼が来ていない段階でも作品は作れます。架空の案件を自分で設定して、それに応える形で描いてください。「カフェのSNSアイコンを想定して制作」と書き添えれば、実務を想像してもらえます。

10点そろえるのに、1か月はかかると見ておいてください。毎日1枚描ければ10日で終わりますが、仕事や家事の合間ではそうもいきません。

数がそろわないうちに登録しても構いません。並行して増やしていけば、応募できる案件も広がります。

10点のうち2点か3点は、あえて違う雰囲気を入れておくと幅が伝わります。ただし軸は崩さないでください。

ステップ4:窓口に登録する

登録先は2つで十分です。スキルを出品するココナラと、案件に応募するクラウドワークス。この2つで、待つ営業と攻める営業の両方ができます。

プロフィールには、描ける範囲と納期と金額を必ず書いてください。書いていない出品は、比較の対象にすら入りません。

あわせてSNSにも作品を置いておきます。XやInstagramに投稿を残しておくと、そこから直接依頼が来ることもあります。

プロフィール文は長く書かなくて大丈夫です。何を描けて、いつまでに納品できて、いくらかを短く書くほうが読まれます。

顔写真は必要ありません。自分で描いたアイコンを使えば、それ自体が作品の見本になります。

作品は、実際の使われ方に近い形で見せると伝わります。アイコンなら丸く切り抜いた状態、挿絵なら記事に置いた状態を添えてください。

ステップ5:小さい案件から実績を作る

最初は単価にこだわらないでください。実績が1件あるかないかで、その後の受注しやすさがまったく変わります。まずは1件を取ることを目標にします。

ただし、無料で受けるのは避けてください。安すぎる仕事は、相手の要求も雑になりやすく、疲れるだけで終わります。低くても2,000円ほどからにしておきます。

納品したら、評価やコメントをもらってください。次の依頼者は、その評価を見て判断します。

1件目が終わると、進め方の全体像がつかめます。やり取りの流れ、修正の入り方、納品の形式。ここまで経験すると、2件目からは格段に楽になります。

そのため、最初の1件は勉強代だと考えて構いません。金額より、経験のほうが価値があります。

イラストの副業は初心者でも始められる?

始められます。ただし「絵が好き」だけでは案件は来ません。誰の何を解決する絵を描けるのかを決めるところから始まります。

結論としては、未経験からでも始められます。実際にココナラやクラウドワークスには、実績ゼロの人でも応募できる案件が並んでいます。プロ級の画力を求めない依頼も多くあります。

ただし、始めやすいことと稼げることは別です。参入する人が多いぶん、価格の競争も起きています。何も考えずに登録するだけでは、案件は来ません。

もうひとつ知っておきたいのは、上手い人が必ず選ばれるわけではないことです。依頼者は自分の用途に合う絵柄を探しています。技術的に上手でも、雰囲気が合わなければ選ばれません。

むしろ、上手すぎる絵が敬遠される場面もあります。親しみやすさを求める依頼では、整いすぎた絵より素朴な線が選ばれます。

依頼する側が見ているところ

依頼する人の立場で考えると分かりやすくなります。相手が知りたいのは、頼んで大丈夫かどうかです。

  • どんな絵柄を描けるのかが分かる
  • 納期の目安がはっきりしている
  • 金額が明記されている
  • 連絡がすぐ返ってくる

この4つは、画力とは関係ありません。初心者が最初に整えられる部分でもあります。ここを押さえるだけで、同じ画力の人より依頼が来やすくなります。

この4つが揃っていない出品は、そもそも比較の土俵に乗りません。上手い人の出品でも、金額が書いていなければ後回しにされます。

逆にいえば、ここを整えるだけで先に進めます。絵の練習より先に手をつけてください。

どのくらいの期間で最初の案件が取れるか

作品を用意して登録するまでに、1か月から2か月かかります。そこから最初の依頼までが、さらに1か月ほどです。合計で2か月から3か月を見ておいてください。

この期間は、営業を続けているかどうかで大きく変わります。登録して待つだけの人は、半年経っても動きません。応募し続けた人ほど早く決まります。

途中で止まる人の多くは、応募をやめてしまっています。落ちても理由は分からないので、気にせず数を出すほうが結果的に早く決まります。

初心者が取りやすいイラストの仕事

初心者が取りやすいイラスト副業の仕事例を並べた写真

初心者でも受けやすいのは、単価が低めで求められる範囲が狭い仕事です。まずはこの中から1つ選んでください。

イラストの仕事といっても幅があります。いきなり書籍の挿絵を狙うより、身近な案件から入るほうが現実的です。

仕事の種類単価の目安特徴
SNSのアイコン2,000円〜8,000円案件数が多く入りやすい
似顔絵3,000円〜1万円贈り物の需要が安定
ブログや記事の挿絵1,000円〜5,000円継続依頼になりやすい
LINEスタンプ売れた分だけ自分のペースで作れる
ストックイラスト1点数十円〜積み上げ型。時間がかかる
グッズのデザイン売れた分だけ在庫を持たずに販売できる
YouTubeのサムネイル3,000円〜1万円継続案件になりやすい

どれを選ぶか迷ったら、自分が使う側だったらどれを頼むかで考えてください。想像できるものほど、相手の要望も理解しやすくなります。

単価の低さは、慣れるまでの授業料と考えてください。作業に慣れると、同じ時間でこなせる件数が増えます。

まず狙うならSNSアイコンか挿絵

この2つは案件数が多く、求められる完成度も高すぎません。実績を作る目的なら、ここから入るのが早いです。

特に挿絵は、記事を書き続けている人からの継続依頼につながります。1件で終わらず、月に何本という形になりやすい仕事です。

YouTubeのサムネイルも狙い目です。動画を出し続けている人は、毎回必要になるので継続につながります。

似顔絵は、誕生日や退職祝いなどの需要が安定しています。季節に左右されにくいのも利点です。

時間はかかるが積み上がるもの

ストックイラストとLINEスタンプは、すぐには稼げません。ただ、一度作れば売れ続ける可能性があります。

依頼を受ける仕事と並行して、少しずつ増やしていく形がおすすめです。片方だけに絞る必要はありません。

この2つは、依頼を受ける仕事の合間に進めるのがちょうどいいバランスです。案件がない時期の手が空く時間を、こちらに回してください。

案件を探せるサイトと使い分け

イラスト副業の案件サイトを比較して選ぶ作業机の写真

登録するのはココナラとクラウドワークスの2つで足ります。それぞれ性格が違うので、使い分けてください。

サイトを増やしすぎると、管理だけで疲れます。まず2つに絞って、慣れてから広げてください。

サイト性格向いている使い方
ココナラ自分の商品を出品して待つ得意分野が決まっている人
クラウドワークス募集に応募するすぐ実績が欲しい人
SKIMAイラストに特化キャラクター系が得意な人
SNS作品を見て直接依頼が来る投稿を続けられる人

最初の1件を早く取りたいなら、クラウドワークスで応募を続けるほうが早いです。待つだけのココナラは、実績が増えてから効いてきます。

応募のときは、募集内容に沿った作品を選んで見せてください。全部を見せるより、依頼に近いものを3点出すほうが伝わります。

SNSからの依頼は単価が高くなりやすい一方で、届くまでに時間がかかります。投稿を続けられる人だけ取り組んでください。

単価の相場と収入の目安

イラスト副業の単価相場と収入目安を計算する写真

初心者の単価は1件2,000円から1万円ほどです。最初の目標は月5,000円に置くと、無理なく続きます。

いきなり月5万円を目指すと、ほとんどの人が途中で止まります。案件が取れない時期に、心が折れてしまうからです。

まずは1件、次に月1件、その次に月5,000円という順で上げてください。実績が増えるほど単価も上げやすくなります。

登録したら、プロフィールを最後まで埋めてください。埋まっていないアカウントは、それだけで避けられます。

応募文は使い回さず、毎回書き換えます。募集内容に触れた一文があるだけで、読まれる確率が変わります。

単価を上げるタイミング

目安は、実績が10件を超えたころです。評価がたまっていれば、値上げしても依頼は続きます。

逆に、安いまま受け続けると時間だけが減っていきます。1件あたりにかかる時間を記録して、時給に換算してみてください。

値上げは、新しく募集する案件から適用してください。既存の相手にいきなり伝えると、関係が気まずくなります。

時給が1,000円を切っているなら、値上げか作業の見直しが必要です。数字にすると判断しやすくなります。

継続してもらうと安定する

収入が安定する人は、新規を追い続けているわけではありません。同じ相手から繰り返し依頼をもらっています。

そのためにできるのは、納期を守ることと、修正に嫌な顔をしないことです。この2つだけで、次も頼みたいと思ってもらえます。

納品後に一言添えるだけでも印象は変わります。次の依頼につながる小さな積み重ねです。

絵が上手くなくても取れる仕事はある

依頼のすべてが高い画力を必要とするわけではありません。分かりやすさや使いやすさが優先される仕事もあります。

ここは検索して出てくる記事があまり書いていない部分です。多くの記事は「画力を上げましょう」で終わっています。

ただ実際には、上手さより条件に合うことが優先される仕事があります。線がシンプルなほうが使いやすい場面も多くあります。

実際、資料や説明図で使われるイラストは、線が少ないもののほうが好まれます。情報が主役なので、絵が目立ちすぎると邪魔になるためです。

シンプルさが求められる仕事

資料に入れる挿絵、手順を示すイラスト、アプリの説明画像などがこれにあたります。細かく描き込むと、かえって伝わりません。

この分野で見られているのは、意味が一目で分かるかどうかです。何を表しているかがすぐ伝われば、線の巧拙は問われません。

こうした案件は、イラストの募集としてではなく資料作成の募集として出ていることもあります。探す範囲を広げてみてください。

手順を示すイラストも同じです。順番と対応関係が分かることが最優先で、絵としての完成度は二の次になります。

整理する力が評価される仕事

複雑な内容を図にまとめる仕事も、絵の上手さとは別の力が要ります。何を残して何を省くかを決められる人が求められます。

この判断は、社会人としての経験がそのまま活きる部分です。長く仕事をしてきた人ほど、有利になることがあります。

もし描くこと自体より、情報を整理するほうが楽しいと感じるなら、そちらの方向も選択肢に入れてください。

絵の技術は、あとから伸ばせます。まずは自分の得意な方向で1件受けて、そこから広げていくほうが現実的です。

AIはイラストの副業にどう影響しているか

AI時代のイラスト副業で参考資料と下書きを整理する写真

画像生成AIの登場で、単純なイラストの依頼は確実に減っています。一方で、AIでは対応しにくい仕事も残っています。

2026年にこの分野を始めるなら、ここは避けて通れません。楽観的な説明も悲観的な説明も、どちらも実態と合っていないためです。

結論から言えば、始めるのが無意味になったわけではありません。ただし、以前と同じやり方では通用しにくくなっています。

もし描くことより整理するほうが向いていると感じたなら、その方向を試してみる価値はあります。向き不向きは、やってみないと分かりません。

実際に減っている仕事

汎用的なアイコンや、装飾のためだけの素材イラストは、依頼そのものが減っています。無料の素材とAIで足りてしまうためです。

単価も下がっています。以前なら3,000円だった仕事が、1,000円台で募集されている例も見かけます。

この流れは今後も続くと見ておいたほうがいいです。単純な作業だけで成立する仕事は、減る前提で計画を立ててください。

この変化は、イラストに限った話ではありません。文章も写真も、同じ流れの中にあります。

それでも人に頼まれる仕事

減っていない領域もあります。共通しているのは、やり取りが発生する仕事です。

  • 細かい修正を何度も反映する仕事
  • 特定の人物や商品に似せる仕事
  • 企業の世界観に合わせ続ける仕事
  • 権利関係をはっきりさせたい仕事

特に権利の問題は大きく、AIで作った画像を商用で使うことに慎重な会社は少なくありません。人が描いたという事実そのものに価値が出ています。

つまり、置き換えられにくいのは人とのやり取りが挟まる部分です。相手の要望を聞き取って形にする工程は、いまも人が担っています。

AIを使う側に回るという選択

もうひとつの道が、AIを道具として使うことです。下書きや構図の案をAIに出させて、自分で描き直す進め方があります。

この形なら、1件あたりの作業時間を減らせます。同じ時間でこなせる件数が増えるので、単価が下がっても収入を保てます。

ただし、AIで作ったものをそのまま納品するのは避けてください。相手が求めているのは、判断して仕上げる部分だからです。

どの立場を取るにしても、事実を知ったうえで選んでください。知らないまま始めると、想定と違ったときに続かなくなります。

依頼のやり取りと修正の決め方

イラスト制作の依頼内容と修正点を相談する日本人女性の写真

トラブルのほとんどは、始める前の取り決め不足で起きます。受注時に決めておく項目を押さえてください。

ここを曖昧にしたまま受けると、修正が終わらず時給が下がります。初心者が最も疲れる部分です。

どちらにしても、AIを敵と考える必要はありません。使い方を決めて、自分の作業に組み込むほうが現実的です。

受注時に決めておく5つのこと

次の5つは、必ず文字で残してください。口頭やニュアンスで済ませないことが大事です。

  1. 納品する形式とサイズを決める
  2. 修正できる回数を決める
  3. 納期と、遅れる場合の連絡方法を決める
  4. 金額と支払いのタイミングを決める
  5. 商用で使うかどうかを確認する

修正回数は2回までとしておくのが一般的です。3回目以降は追加料金と決めておくと、際限なく続くことを防げます。

やり取りはサイト内のメッセージで残してください。個人の連絡先に移すと、トラブルになったときに証拠が残りません。

ラフの段階で確認をもらう

いきなり完成させて見せると、方向性が違ったときにすべてやり直しになります。ラフの段階で一度見てもらってください。

この一手間で、大きな作り直しはほぼ防げます。相手にとっても、途中で確認できるほうが安心です。

ラフを見せるときは、2案出すと選んでもらいやすくなります。相手も判断しやすく、決定が早まります。

断る判断も持っておく

条件がはっきりしない依頼や、極端に安い依頼は受けないでください。断ることで失うものより、受けて消耗するもののほうが大きくなります。

丁寧に理由を伝えて断れば、関係は悪くなりません。無理に受けて納期を落とすほうが、信用を失います。

最初のうちは、断ることに抵抗があると思います。ただ、合わない仕事を受け続けると描くこと自体が嫌になります。

始める前に確認する4つの注意点

イラスト副業を始める前の注意点を確認するチェックリストの写真

副業として始めるなら、勤務先の規則と税金の扱いを先に確認しておいてください。あとから困る部分です。

この5つを最初のメッセージで確認しておくと、あとの進行が驚くほど楽になります。聞きにくいと感じても、必ず聞いてください。

勤務先の就業規則を確認する

会社員なら、副業が認められているかを先に確認します。禁止されている場合、あとで問題になります。

認められていても、届け出が必要な会社もあります。人事の規定を一度読んでおいてください。

公務員は原則として副業が制限されています。該当する場合は、始める前に必ず確認してください。

確定申告が必要かを知っておく

会社員の場合、副業の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になります。売上ではなく、経費を引いたあとの金額です。

そのため、道具代やソフト代のレシートは残しておいてください。詳しい手順は当サイトの確定申告の記事でも扱っています。

売上と経費は、その都度メモしておくと申告時に楽です。あとからまとめようとすると、必ず抜けが出ます。

著作権のルールを守る

既存のキャラクターを描いて販売することはできません。練習として描くのは自由ですが、販売や納品には使えません。

納品した絵の権利がどちらに移るかも、受注時に確認しておいてください。ここも取り決めのひとつです。

納品後にデータを再利用されるケースもあります。使用範囲を決めておくと、こうした行き違いを防げます。

作品を無断で使われない工夫をする

公開する作品には、透かしを入れておくと安心です。小さくても、無断で使われる可能性を下げられます。

解像度を下げて公開するのも有効です。納品用のデータは、依頼を受けてから渡してください。

AIで生成した画像をそのまま納品する場合も、事前に伝えてください。黙って使うと、信用を失います。

続けるためのコツ

続かない原因の多くは、成果が出ない時期の過ごし方にあります。最初の3か月をどう乗り切るかが分かれ目です。

始めてすぐは、応募しても返事が来ない時期が続きます。ここで辞める人がほとんどです。

透かしの位置は、絵の中央付近が効果的です。端だと切り取られてしまいます。

応募の数を決めておく

週に3件応募する、というように行動で目標を決めてください。受注できたかどうかは相手次第なので、目標にしないほうがいいです。

行動の目標なら、調子が悪い週でも達成できます。積み重ねているという実感が、続ける力になります。

応募の記録も残しておくと役に立ちます。どんな案件に通りやすいかが見えてきて、次の応募先を選びやすくなります。

作品を増やし続ける

案件が来ない時期こそ、作品を増やす時間です。10点だった作品が20点になれば、応募できる範囲も広がります。

依頼がないから何もしない、という時間をなくしてください。ここでの積み上げが、あとから効いてきます。

過去の作品を描き直すのも効果があります。同じ題材で比べると、上達がはっきり分かって励みになります。

締切の重なりにも注意してください。3件同時に受けると、どれも中途半端になります。

本業とのバランスを崩さない

副業なので、生活を壊してまでやる必要はありません。睡眠を削って納期に間に合わせる形が続くと、必ずどこかで止まります。

受ける件数は、余裕を持って決めてください。断る勇気も、続けるための技術のひとつです。

1か月休んでも、辞めたことにはなりません。作品と実績は残るので、いつでも再開できます。

イラストの副業に関するよくある質問

始める前に多く寄せられる疑問をまとめました。不安を減らしてから動き出してください。

体調を崩したときは、早めに相手へ連絡してください。黙って遅れるより、事前に伝えたほうが信用は保てます。

絵の学校に通っていなくても大丈夫ですか

問題ありません。依頼する側が見ているのは経歴ではなく作品です。独学で活動している人も多くいます。

どのくらいの画力が必要ですか

案件によって違います。SNSのアイコンや挿絵なら、上手さより雰囲気が合うかどうかが優先されます。まず応募してみて、反応を見るのが早いです。

会社にバレませんか

住民税の納め方を自分で納付にしておくと、給与から引かれる分が変わらず気づかれにくくなります。ただし確実ではないので、就業規則の確認が先です。

年齢も関係ありません。30代や40代から始めて活動している人も多くいます。

スマホだけでも仕事を受けられますか

受けられます。ただし修正のやり取りが多い案件では、画面の小ささが負担になります。件数が増えてきたら、大きい画面を検討してください。

スクールに通ったほうが早いですか

人によります。独学は費用がかかりませんが、自分の絵が通用するかを判断しにくいのが難点です。誰かに見てもらう機会をどう作るかが、上達の速さを決めます。

実績がゼロでも応募していいですか

応募して構いません。むしろ実績は応募からしか生まれません。作品を10点そろえてあれば、判断材料としては十分です。

AIが増えても仕事はありますか

あります。ただし内容は変わっています。汎用的な素材の依頼は減り、やり取りや修正が必要な仕事が残っています。何を描けるかより、どう対応できるかが問われる方向に動いています。

取り決めをきちんとすることも、そのまま信頼につながります。丁寧なやり取りができる人は、画力に関係なく選ばれます。

まとめ

イラストの副業は、方向性を決めて作品を10点そろえるところから始まります。画力より、示し方と対応の速さが最初の壁を越える鍵です。

始め方は、方向性を決める、道具をそろえる、作品を10点そろえる、窓口に登録する、小さく実績を作るの5ステップでした。最初の案件までは2か月から3か月が目安です。

取りやすいのはSNSのアイコンや挿絵で、単価は2,000円から1万円ほどです。まずは月5,000円を目標にしてください。

AIの影響で単純な依頼は減りましたが、やり取りが必要な仕事は残っています。AIを使う側に回る進め方も選べます。

まずは自分が描いていて楽しいものを10枚描いてください。方向性はそこから決まりますし、そのまま作品にもなります。

初心者からイラストを副業にするための5ステップ

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