駆け出しWebデザイナーの現実。案件獲得できるの?

駆け出しWebデザイナーが案件を取れるようになるまでにやったことの実体験記事

スクールを卒業しても、そこから案件が自動で来るわけではありません。駆け出しの時期にいちばん不安なのは、「本当に仕事を取れるのか」という現実の部分だと思います。

この記事は、Webデザインを学んだあと、これから案件を取りにいく30〜50代の方に向けたものです。私自身が実績ゼロから3件目までに経験した現実を、良かったことも苦しかったことも含めて時系列でお伝えします。手法の一覧ではなく、駆け出し期の「リアル」を知りたい方に読んでほしい内容です。同じ場所でつまずいている人が、次の一歩を踏み出すヒントになればと思っています。

結論からお伝えすると、駆け出しWebデザイナーでも案件は取れます。ただし、待っていて来るものではありません。私の場合、実績ゼロの時期はクラウドソーシングで20件提案して採用1件という現実でしたが、交流会とモニター価格をきっかけに、3件目あたりから紹介やリピートで流れが変わりました。

本記事では、私が実績ゼロから案件が動き出すまでにたどった過程を、数字や具体的な言葉とあわせて紹介します。きれいごとではなく、うまくいかなかった時期も含めた正直な記録です。

目次

駆け出しWebデザイナーは案件を取れる?現実はこうでした

駆け出しWebデザイナーが案件獲得に向けて準備するイメージ

駆け出しWebデザイナーとは、スキルを学び終えたばかりで実績がまだ少ない段階のデザイナーを指します。結論として案件は取れますが、実績ゼロの最初の数件が最も苦しく、動き方を変えられるかどうかで結果が分かれます。

まず現実をはっきりお伝えすると、「スキルを身につけたら仕事が来る」わけではありません。実績がない状態では、提案しても選ばれない時期が必ずあります。ここを事前に知らずに始めると、「自分だけがうまくいかない」と落ち込みやすくなります。

ただ、これは才能の問題ではなく、順番と動き方の問題です。最初の数件をどう作るかさえ乗り越えれば、そこから先は紹介やリピートで回り始めます。

逆に言えば、実績ゼロの最初の1〜3件がいちばんの正念場です。ここで「選ばれないのは自分に向いていないからだ」とやめてしまう人が多いですが、それは早すぎる判断です。多くの駆け出しが同じ壁にぶつかり、動き方を変えて越えていきます。以下は、私が実際にその壁を越えた過程です。

まず、この体験談を書いている私のスペック

この記事は、38歳・主婦・Webデザイナー歴3年の私自身の体験にもとづいています。フルタイムでは動けない環境からのスタートだったため、同じような状況の方の参考になれば幸いです。

「どんな人が書いているの」というのは気になるところだと思うので、先に自己紹介をさせてください。特別な経歴があるわけではなく、家事や育児と両立しながら始めた一人の主婦の記録です。

  • 年齢・家族:38歳、主婦、夫と小学生の子ども2人
  • エリア:都心まで電車で1時間ほどの郊外
  • 学び方:オンラインスクールで受講、作業は子どもが学校に行っている時間が中心

フルタイムで動けるわけでも、毎日自由に外出できるわけでもありません。ベッドタウン的なエリアなので、都心ほど機会は多くありませんが、探せば近隣で交流会やセミナーは開催されていました。少し足を伸ばせば参加できる程度の環境です。

特別なコネや、豊富な時間があったわけではありません。その制約のある状態からのスタートだったからこそ、同じような環境の方に「これなら自分にもできそう」と感じてもらえたら嬉しいです。

実績ゼロ期の現実:提案20件で採用1件だった

実績ゼロのWebデザイナーが提案とポートフォリオを見直すイメージ

駆け出し期のいちばんの壁は、実績がないから選ばれないという悪循環です。私はクラウドソーシングで2週間20件提案して、採用は1件だけ。しかも相場より大幅に低い価格でした。ここが最も苦しい時期でした。

ポートフォリオは自主制作で作った

卒業してすぐ、「まずはポートフォリオを作らないと始まらない」と考えて取りかかりました。実績がない段階でも、自主制作物を載せれば作品集は作れます。

最初は「実績がないのにポートフォリオなんて作れるの」と不安でした。でも、実績がない段階でも自主制作物を載せれば作品集になります。架空のカフェのサイトや、好きなブランドのリデザイン案を作って、少しずつ増やしていきました。伝わるポートフォリオに必要だったのは、次の要素です。

  • 自己紹介と得意なこと:どんな人で、何が得意かを簡潔に
  • 制作物の画像:スクリーンショットでも可、複数掲載する
  • 制作のこだわり:なぜそのデザインにしたかを一言添える
  • 使えるツール:Figma・Illustrator・WordPressなどを明記
  • 対応範囲と連絡先:何を頼めるか、どう連絡するかを示す

形式はウェブサイトが理想ですが、最初はNotionやCanvaでも十分です。完璧を待つより、7〜8割の完成度で公開してしまうほうが早く動き出せます。作り込みは、案件を受けながら少しずつ増やしていけば問題ありません。作り方はWebデザイナーのポートフォリオの作り方の記事も参考になります。

「Webデザインできます」では問い合わせが来なかった

ポートフォリオはできたものの、当初は「Webデザインできます」とざっくり打ち出していました。これが問題でした。

クライアントからは「何をお願いできるのか」が見えません。「Webデザインって、結局何をしてくれるの」と思われた時点で、問い合わせすらしてもらえません。そこで、次のように具体的なサービスに分けて打ち出しました。

  • ランディングページ制作:集客や販促用の1ページサイト
  • 名刺・フライヤーデザイン:紙の販促物
  • WordPress構築:自分で更新できるサイト
  • バナー・SNS画像制作:SNSやサイトで使う画像

「こんな悩みがある方向け」という形に変えたところ、「ちょうどLPを作りたかった」「名刺をお願いしたい」という具体的な問い合わせが少しずつ届くようになりました。「何でもできます」より「あなたのこの悩みを解決できます」と伝えるほうが、問い合わせにつながります。

これは、自分の強みを狭めることではありません。むしろ「この人はこれが得意」と覚えてもらえるので、紹介もされやすくなります。駆け出しのうちは、間口を広げるより、入り口をわかりやすくするほうが効果的でした。

クラウドソーシングで採用されなかった理由

準備を整えて登録したのが、クラウドワークスとランサーズです。意気込んで提案したものの、1週間で10件提案して採用0件、2週間で20件提案して採用1件という現実でした。

提案文を見直すと、原因は2つでした。

1つは、提案文がテンプレートのコピペだったこと。「案件を拝見しました。ぜひ担当させてください」という文章は、多くの応募者が送っているため、まったく目に留まりません。

もう1つは、プロフィールが薄かったことです。顔写真なし、自己紹介は2〜3行、実績も少ない状態では、「この人で大丈夫かな」という不安が先に立ってしまいます。

そこで、毎回の提案に「相手の案件への具体的な言及」と「自分の強みの結びつけ」を入れるようにしました。たとえば「ミニマルで読みやすいデザインが得意で、似た雰囲気のサイトを自主制作した経験があります」という形で、相手のニーズと自分の強みをつなげて書きます。

あわせて、案件が公開された直後に提案するとスピードで差がつくとも学びました。通知をこまめに確認し、早く提案するだけで目に留まりやすくなります。改善してからは、採用率が少しずつ上がっていきました。とはいえ、実績がない時期のクラウドソーシングは採用率が低く、精神的に消耗する期間が正直ありました。ここを一人で抱え込みすぎないことも、続けるうえでは大切です。

転機になった「交流会×モニター」

駆け出しWebデザイナーが交流会でポートフォリオを見せるイメージ

クラウドソーシングで消耗していた時期に、地域の交流会へ足を運び、モニター価格でのサービス提供を試したのが転機でした。実績ゼロの悪循環を、自分から断ち切るための一手です。

交流会で名刺を配った

案件が取れない時期に、「リアルの場でつながってみよう」と地域の小さなビジネス交流会に参加しました。正直、最初はとても緊張しました。自分よりキャリアのある人ばかりに見えて、「駆け出しの自分が行っていい場所なのかな」と不安でいっぱいでした。それでも、自分でデザインした名刺を配ることを目標に、思い切って足を運びました。

参加するにあたって、まず自分でデザインした名刺を作りました。Canvaで簡単に作れたので、シンプルで清潔感のあるデザインにして、QRコードでポートフォリオに飛べるようにしました。

当日は、とにかく声をかけて名刺を渡すことを目標にしました。

「Webデザインを始めたばかりで、いろんな方とつながりたくて来ました」と正直に話すと、多くの方が「どんなことができるの」と聞いてくれます。「この名刺も自分で作ったんです」と伝えると、「センスあるね」と反応してもらえて、名刺そのものが「この人はデザインできる」という証明になりました。

気づいたのは、「仕事をください」というスタンスでは上手くいかないことです。相手の仕事や悩みに興味を持って話すほうが、「ちょっとお願いしてみようかな」と思ってもらいやすくなります。売り込むより、まず相手を知ろうとする姿勢が信頼につながりました。一度で仕事にはつながりにくくても、同じ場に継続的に顔を出すことで、「あのWebデザイナーの人」として覚えてもらえるようになります。

モニター価格で実績の悪循環を断ち切った

交流会に2〜3回参加した頃、モニター価格でのサービス提供を試しました。これが流れを変えた転換点です

モニターとは、正式な価格より大幅に低い価格でサービスを提供し、感想をいただく仕組みです。駆け出し期の最大の壁は「実績がないから選ばれない」という悪循環ですが、モニターを使うと「お試し感覚で頼みやすい」状況を作り出し、その悪循環を強制的に断ち切れます

モニター価格で受けても、ボランティアにはなりません。制作物はポートフォリオの実績になり、いただいた感想はクラウドソーシングや次の交流会で使える信頼材料になります。実績ゼロを抜け出すための、前向きな投資だと考えました。一度実績と感想がそろえば、それを次の提案やプロフィールに使い回せるため、効果は一回きりでは終わりません。

私が配ったチラシには、こう書きました。

「モニター募集3名限定。ランディングページを通常5万円のところ、モニター価格1万5,000円で制作します。制作後にご感想をいただくことが条件です」。

3名限定という希少性と、通常価格の明示がお得感を生み、「今のうちに申し込まないと」という気持ちにつながったようです。数を絞ることで、逆に真剣に検討してもらいやすくなりました。

チラシを配って話しているうちに、「ちょうどお店のホームページをどうにかしたかった」という方が現れました。「知人に作ってもらったサイトを自分で更新できずに困っている」というお悩みだったので、更新しやすいWordPressで作り直す提案をしました。相手の困りごとから入ると、価格の話もスムーズに進みます。

この1件が、私にとって実績ゼロを抜け出す最初の一歩になりました。振り返ると、クラウドソーシングで20件出しても動かなかった状況が、リアルの場でチラシを配るという別の行動で一気に変わったのが印象的でした。同じ場所で粘るだけでなく、動く場所を変えてみることも、駆け出し期には効きます。

3件目以降:リピートと紹介が生まれ始めた

Webデザイン案件のリピートや紹介が生まれるイメージ

モニター案件を丁寧に納品したあと、紹介とリピートが生まれ始めました。制作スキル以上に効いたのは、進捗報告や紹介のお願いといった、コミュニケーションの丁寧さです。

納品時の一言で紹介が生まれる

モニター客の一人が「知り合いのカフェを紹介してもいい」と声をかけてくれました。実は、納品のたびに意識して伝えていた一言があります。

「今後もバナーやサイトの更新など、デザインに関することがあればいつでもお声がけください。もし周りにホームページやデザインを必要としている方がいれば、ご紹介いただけると助かります」。黙っていて紹介は来ません。少し勇気がいりますが、丁寧な仕事をしたあとのこの一言が、紹介の流れをつくります。

リピートを生むうえで効いたのは、制作スキル以上に、コミュニケーションの丁寧さでした。特に意識したのは、進捗報告を先回りで送ることです。

「進捗どうですか」とクライアントから聞かれてしまう状況は、信頼を損なうサインです。聞かれる前に「今この作業中です、いつまでにお送りします」と一言送るだけで、相手の安心感がまるで違います。レスが速い・報告が細かい・納期を守る、という基本を徹底するだけで、駆け出しでもベテランと十分に差別化できます。派手なスキルよりも、この積み重ねが「またこの人にお願いしたい」につながりました。

ココナラも並行して育てた

知人ルートで案件が増えてきた頃、並行してココナラにも出品しました。ココナラは自分のサービスを出品して選ばれるスタイルで、クラウドソーシングのように毎回提案を送る必要がありません。出品しておけば、クライアントのほうから来てくれるのが特徴です。プロフィールとサービスを充実させれば、実績が少なくても上位に表示されやすくなります。

ランサーズやクラウドワークスはベテランが上位に出やすい構造ですが、ココナラはプロフィールとサービスを作り込めば、実績が少なくても上位に表示されやすいと感じました。新しく出品したサービスは一定期間「新着」として表示されるため、登録初期に閲覧数を稼ぎやすい点もメリットです。

最も重要だと感じたのは、サービスのキャッチ画像です。

検索結果に並ぶ中でクリックしてもらえなければ、中身を見てもらえません。サービス名が一目でわかる文字入れ、自分の作風が伝わるビジュアル、清潔感のある配色を意識して作り込みました。Webデザイナーにとっては、この画像自体が「このデザイナーのセンスはどうか」を判断される材料になるため、時間をかける価値があります。

駆け出し期に試した3つの入り口を比較

駆け出しWebデザイナーが案件獲得ルートと価格設定を比較するイメージ

私が実績ゼロの時期に試した入り口は、クラウドソーシング・交流会・ココナラの3つです。それぞれ性質が違い、実績ゼロの段階での向き不向きも異なります。1つに絞らず組み合わせるのが有効でした。

どれか1つが正解ではなく、性質の違う入り口を並行させたことが、案件の入り口を増やすことにつながりました。1つに依存していると、そこがうまくいかない時期に打つ手がなくなります。複数持っておくと、どこかが止まっても別の入り口が動いてくれます。実績ゼロ目線での実感を、表にまとめます。

入り口スタイル実績ゼロでの難易度駆け出し期の実感
クラウドソーシング自分から提案高い(採用されにくい)数をこなすが消耗しやすい。提案文の質で差が出る
交流会・リアルの場直接つながる中(関係づくり次第)モニターと相性が良く、紹介につながりやすい
ココナラ出品して待つ中(画像と説明で決まる)提案不要。育てると受け身でも問い合わせが来る

表を見るとわかるように、3つの入り口はそれぞれ弱点を補い合う関係にあります。提案疲れするクラウドソーシングを、待つスタイルのココナラと組み合わせる。オンラインだけでなく、交流会というリアルの接点も持つ。こうして入り口を分散させると、精神的にも楽になります。どこか一つが止まっても「もう終わりだ」と感じずに済むからです。

案件獲得の具体的な手法をもっと知りたい方は、Webデザインの仕事の受注方法の記事仕事の取り方の記事にまとめています。この記事では、あくまで駆け出し期の実体験に絞ってお伝えします。

料金相場と最初の価格設定の考え方

駆け出し期の価格は、相場より少し低めに設定すると案件を取りやすくなります。ただし安くしすぎると消耗するため、作業時間から逆算する工数ベースの考え方で下限を決めるのがコツです。

「モニターはいくらにすべきか」「正式な案件はいくら請求すべきか」は、多くの駆け出しが悩むところです。安すぎると消耗し、高すぎると選ばれない。この加減がわからず、最初は手探りでした。一般的な相場の目安は次のとおりです。

  • バナーデザイン(1枚):2,000円〜1万円程度
  • ランディングページ(LP):3万円〜15万円程度
  • コーポレートサイト(5〜10ページ):20万円〜50万円程度
  • WordPressサイト構築:10万円〜30万円程度

駆け出し期は相場より少し低めにすると取りやすくなりますが、安くしすぎる消耗には注意が必要です。1件目の低単価をずっと引きずると、忙しいのに手元にお金が残らない状態になります。

おすすめは、自分の時給を決めて作業時間から逆算する工数ベースの考え方です。時給1,500円で20時間かかるLPなら、修正対応や連絡のやりとりも加えて3万円台が最低ラインになります。この基準を持っておくと、「安く引き受けすぎて損をした」という失敗を防げます。

感覚で決めず、数字で下限を持っておくことが大切です。モニター価格はあくまで実績づくりの期間限定と割り切り、実績がたまったら通常価格に戻していきましょう。

2026年の駆け出しWebデザイナーが知っておきたいこと

2026年は、デザインを補助するAIツールの普及と、フリーランス保護新法の施行という2つの変化があります。どちらも駆け出しにとって、知っておくと有利になるポイントです。

AIツールは「奪う」より「使える人が有利」

Figma AIやAdobe Fireflyなど、デザインを補助するAIツールが急速に普及しています。「仕事を奪われる」という声もありますが、現時点では、AIをうまく使えるデザイナーが有利になる状況です。

ラフ案をAIで作り、そこから自分でブラッシュアップする流れは作業の効率化になります。駆け出しにとっては、作業を速くして数をこなせるという点でも味方になります。新しいツールを積極的に試す姿勢が、今の時代には特に大切です。AIとの向き合い方は未経験Webデザイナーの現実の記事もあわせて参考にしてください。

フリーランス保護新法で発注ルールが明確に

2024年11月に施行されたフリーランス保護新法により、フリーランスへの発注ルールが厳格化されました。業務内容・報酬額・支払期日を、書面や電子データで明示する義務が発注者に課されています。

不当な条件や報酬の不払いが起きたとき、この法律を知っているかどうかで対応できる範囲が変わります。駆け出しは立場が弱くなりがちなので、こうした後ろ盾を知っておくだけでも安心して交渉できます。フリーランスとして動くなら、一度確認しておきましょう(出典:公正取引委員会 フリーランス保護新法)。

案件を取れる駆け出しと、取れない駆け出しの違い

案件を取れる駆け出しは、自分から動き、丁寧な対応で信頼を積み上げます。逆に、スキルを学んだだけで待っている人や、単発で終わらせる人は、いつまでも実績が増えません。

取れる駆け出しの特徴

共通するのは、複数の入り口を同時に試し、反応を見て動きを変えていることです。提案文を改善し、モニターで実績を作り、納品後に紹介をお願いする。この一連の行動を続けられる人が、案件を安定させています。

もう一つの特徴は、うまくいかない時期を「当たり前のこと」として受け止めていることです。20件提案して1件しか通らない時期を、失敗ではなく通過点だと捉えられる人は、そこでやめずに次の手を打てます。落ち込んでも、翌日にはまた手を動かせる。この切り替えのうまさが、続ける力につながっています。

技術の高さよりも、この続ける力のほうが、駆け出し期の結果を左右します。最初から完璧な人はいません。動きながら直していける人が、結果的に案件を取れる駆け出しになっていきます。

取れない駆け出しの特徴

反対に、スキルを学んだだけで問い合わせを待っている人は、なかなか動き出せません。ポートフォリオを完璧にしようとして、いつまでも公開しない人も同じです。7〜8割で出して動くほうが、結果的に早く実績が増えます。

また、1件受けて終わりにし、リピートや紹介につなげる一言を言えない人も、実績が積み上がりません。

せっかく丁寧に納品しても、「次もお願いできます」「紹介いただけると助かります」を伝えなければ、そこで関係が途切れてしまいます。「やめとけ」という言葉に手が止まる人も同じで、動かない理由を探すほど遠ざかります。実際になぜそう言われるのかはWebデザイナーはやめとけと言われる理由の記事で整理しています。

駆け出しWebデザイナーの案件獲得に関するよくある質問

駆け出しWebデザイナーからよく寄せられる質問に、実体験の数字を交えて回答します。案件獲得の判断に役立ててください。

未経験・実績ゼロでも案件は取れますか?

取れます。ただし、学んだだけで自然に来るものではありません。ポートフォリオを自主制作で作り、クラウドソーシングに登録し、交流会にも顔を出すなど、自分から動くことが必要です。私も最初は20件提案して採用1件でしたが、動き方を変えて3件目から流れが変わりました。

モニター価格はいくらに設定すればいいですか?

正規価格の3分の1〜半額程度が目安です。LPなら通常5万円のところ、モニターは1万5,000円〜2万円あたりが、お得感とプロ感のバランスを取りやすい価格です。無料にすると要望がエスカレートしやすく、緊張感も薄れるため、少額でも費用をいただく形をおすすめします。

交流会はどこで探せばいいですか?

Peatixやこくちーず、地元の商工会議所などで探せます。「フリーランス交流会」「女性起業家交流会」「副業・起業セミナー」といったキーワードで検索すると、参加しやすいイベントが見つかります。オンライン開催もあるので、参加しやすいところから試しましょう。

クラウドソーシングとココナラはどちらから始めるべきですか?

どちらが先でも構いませんが、性質が違うため両方を並行させるのがおすすめです。能動的に提案するクラウドソーシングで動きつつ、出品して待つココナラを育てると、案件の入り口を複数持てます。どちらかに依存しない状態を作れます。

案件が安定するまで、どのくらいかかりましたか?

人によりますが、私の場合はモニターをきっかけに3件目あたりから紹介やリピートが生まれ、そこから流れが変わりました。最初の1〜2件を作るまでがいちばん時間がかかります。数ヶ月は思うように進まないこともあるので、焦らず複数の入り口を試し続けることが大切です。

駆け出しでも確定申告は必要ですか?

副業の年間所得が20万円を超えた場合、確定申告が必要です。開業届の提出は義務ではありませんが、出しておくと青色申告が使え、節税につながります。収入が増えてきたら、早めに準備しておくと安心です。

まとめ:駆け出しの現実は「動き方」で変えられる

駆け出しWebデザイナーの現実は厳しい時期もありますが、案件は取れます。1つの方法に頼らず複数の入り口を試し、丁寧な仕事で紹介とリピートにつなげることが、流れを変える鍵でした。

振り返ると、案件が安定するまでに大きかったのは、1つの方法に固執しなかったことです。クラウドソーシングで採用されない現実を受け止め、交流会という別の場に動き、モニターを試したことで流れが変わりました。

やることの順番はシンプルです。ポートフォリオを自主制作で作り、サービスを具体的に打ち出し、提案を続けながらリアルの場にも出る。モニターで実績を作り、丁寧な仕事で紹介とリピートにつなげる。この流れを、うまくいかない時期も信じて続けることが、遠回りのようで一番の近道でした。

大切なのは、最初の数件で結果を判断しないことです。提案が通らない時期は、才能がないのではなく、まだ実績と信頼が足りていないだけです。動きながら少しずつ積み上げれば、ある日ふっと流れが変わる瞬間が来ます。私自身、あの苦しかった時期があったからこそ、今のリピートや紹介につながっています。

今日からできることは3つあります。自主制作物を1点作り始める、地域の交流会やオンラインイベントを1つ検索してみる、クラウドソーシングかココナラに登録してプロフィールを整える。どれも今日のうちに動き出せます。

まずはこのうち1つでいいので、手をつけてみてください。小さな一歩でも、動き出せば次の景色が見えてきます。あなたが駆け出しWebデザイナーとして案件を取れるようになる日を、心から応援しています。

駆け出しWebデザイナーが案件を取れるようになるまでにやったことの実体験記事

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