インフォグラフィックと図解の違いを比較!目的別の使い分けと作成ツールを紹介

インフォグラフィックと図解の違いを比較!目的別の使い分けと作成ツールを紹介の記事

「インフォグラフィック」と「図解」は、どちらも情報を視覚的に伝える手法ですが、実際に作ろうとするとどちらを選べばいいのかわからないと迷う場面は多いものです。

この2つには、目的・表現方法・デザインの密度に明確な違いがあります。

違いを理解しないまま作り始めると、伝えたい情報がうまく届かなかったり、必要以上に制作に時間がかかったりすることも少なくありません。

この記事では、インフォグラフィックと図解の定義や違いを比較表つきで整理し、目的別の使い分け方、作成手順、おすすめツールまでまとめて解説します。

資料作成やSNS発信、副業のスキルアップに活かせる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

結論からお伝えすると、インフォグラフィックと図解の最大の違いは「目的と表現の密度」です。

図解は情報をシンプルに整理して理解を助ける手法で、インフォグラフィックはデザイン性やストーリー性を加えて記憶に残す手法です。

社内資料や手順説明には図解、SNS発信やマーケティングにはインフォグラフィックが向いています。

本記事では、両者の違いを7つの項目で比較し、目的別の使い分けから作成手順、無料で使えるツールまで紹介します。

目次

インフォグラフィックとは?図解との違いを定義から整理

インフォグラフィックと図解は、どちらも視覚的に情報を伝える手法ですが、定義・目的・表現方法に違いがあります。

まずはそれぞれの意味を確認し、比較表で違いを整理します。

インフォグラフィックの定義と特徴

インフォグラフィックとは?図解との違いを定義から整理の記事

インフォグラフィック(Infographic)とは、「情報(Information)」と「図版(Graphic)」を組み合わせた造語で、データや情報をイラスト・グラフ・アイコンなどを使って視覚的にわかりやすく表現したコンテンツです。

身近な例でいえば、電車の路線図や道路標識もインフォグラフィックの一種です。

最近では、SNSの投稿やWebメディアの記事、企業のプレゼン資料などでも活用される場面が増えています。

インフォグラフィックの特徴は、単に情報を図にするだけでなく、色・フォント・イラスト・レイアウトなどのデザイン要素を駆使して、ストーリー性のあるビジュアルコンテンツとして仕上げる点にあります。

複数の情報を1枚のビジュアルにまとめて、全体像を俯瞰できるように設計されることが多いのも特徴です。

人間の脳は視覚情報を文字よりも約15倍速く処理できるとされており、インフォグラフィックはこの脳の特性を活かした伝達手法といえます。

図解の定義と特徴

インフォグラフィックとは?図解との違いを定義から整理の記事

図解とは、複雑な情報や概念を図形・矢印・アイコンなどを使ってシンプルに整理し、一目で理解できるように視覚化したものです。

たとえば、業務フローを矢印でつないだ手順図や、サービスの仕組みを四角と矢印で示した構造図などが典型的な図解にあたります。

会議資料、マニュアル、研修教材など、ビジネスの現場で日常的に使われている手法です。

図解の特徴は、デザインの装飾性よりも「情報の構造を正確に伝えること」に重点を置いている点です。

色数やイラストは最小限に抑え、伝えたいポイントだけを抽出してシンプルに表現します。

PowerPointやGoogleスライドなど、特別なデザインツールがなくても作成できるため、デザイン経験がない方でも取り組みやすい手法です。

インフォグラフィックと図解の違いを一覧で比較

インフォグラフィックと図解の違いを、7つの項目で比較すると以下のとおりです。

比較項目インフォグラフィック図解
目的情報を印象的に伝え、記憶に残す情報を正確に整理し、理解を助ける
情報量多い(複数データを1枚にまとめる)少なめ(1つのテーマに絞る)
デザイン性高い(色・イラスト・フォントを活用)低め(シンプルな図形と矢印が中心)
ストーリー性あり(流れや文脈を持たせる)なし〜弱い(構造の提示が主)
制作時間長い(数時間〜数日)短い(数十分〜数時間)
主な用途SNS・広告・LP・広報資料会議資料・マニュアル・研修教材
必要なスキルデザインスキル+情報設計力情報整理力(デザイン未経験でも可)

このように、インフォグラフィックは魅せることに強く、図解はわかりやすく伝えることに強い手法です。

どちらが優れているということではなく、目的や用途に応じて使い分けることが大切です。

インフォグラフィックと図解の目的・役割の違い

インフォグラフィックと図解は見た目の違いだけでなく、そもそもの目的と役割が異なります。

ここでは理解印象という2つの軸から、それぞれの強みを整理します。

図解は理解を助ける表現

図解の最大の強みは、複雑な情報をシンプルに構造化して、わかりやすく伝えることです。

たとえば、3つのステップで完了する申込手順を説明するとき、文章で書くと数百文字かかる内容でも、フロー図にすれば一目で流れを把握できます。

比較表を使えば、複数の選択肢の違いをすぐに理解できます。

図解が向いている場面は、正確さとスピードが求められるビジネスの現場です。

会議で意思決定に使う資料、新人研修のマニュアル、業務フローの説明など、間違いなく正しく伝えることが重要な場面では図解が適しています。

インフォグラフィックは、印象と記憶に残す表現

インフォグラフィックの強みは、情報を見たい、シェアしたいと思わせるビジュアルの力にあります。

耳で聞いた情報を3日後に覚えている割合は約10%ですが、視覚情報を加えると約65%まで上がるという研究結果があります。

インフォグラフィックは、この視覚記憶の優位性を最大限に活用した表現手法です。

SNSでのシェアを狙った情報発信や、企業のブランディング資料、広告LPのデータセクションなど、多くの人に見てもらい、印象に残すことが目的のシーンに向いています。

インフォグラフィックと図解の目的・役割の違いの記事

情報量・デザイン性・ストーリー性の3軸で比較する

インフォグラフィックと図解の違いをさらに深く理解するために、3つの軸で整理します。

情報量の面では、図解は1つのテーマを1枚の図で表現するのが基本です。

一方、インフォグラフィックは複数のデータや情報を1枚のビジュアルに統合し、全体像を俯瞰できる形にまとめます。

デザイン性の面では、図解は四角・丸・矢印などの基本図形でシンプルに構成されます。

インフォグラフィックは、配色・タイポグラフィ・イラスト・アイコンなどのグラフィック要素を積極的に取り入れ、視覚的な魅力を持たせます。

ストーリー性の面では、図解は構造関係性を静的に示すのが中心です。

インフォグラフィックは、情報に流れや文脈を持たせ、上から下へ、左から右へと読者の視線を誘導しながら物語として情報を伝えます。

この3つの軸を意識すると、自分が作りたいコンテンツにどちらの手法が合っているかを判断しやすくなります。

目的別に見るインフォグラフィックと図解の使い分け

インフォグラフィックと図解は、使う場面によって効果が大きく変わります。

ここでは、プレゼン・SNS・マーケティング・教育の4つのシーン別に、どちらが適しているかを解説します。

プレゼン資料・会議資料での使い分け

社内向けのプレゼン資料や会議資料では、基本的に図解が向いています。

会議の場では、限られた時間の中で意思決定に必要な情報を正確に伝えることが求められます。

フロー図で業務の流れを示したり、比較表で選択肢の違いを整理したりするのは、図解の得意分野です。

ただし、経営層向けのプレゼンや社外向けの提案資料など、データのインパクトを強調したい場面では、インフォグラフィックを部分的に取り入れるのも効果的です。

たとえば、売上推移をただの棒グラフではなく、アイコンや配色を工夫したビジュアルチャートにすることで、聴衆の注意を引きやすくなります。

SNS・ブログでの使い分け

SNSやブログでの情報発信では、インフォグラフィックの強みが発揮されやすい場面です。

InstagramやX(旧Twitter)などのSNSでは、タイムライン上で一瞬のうちにスクロールされるため、目を引くビジュアルでなければ読まれません。

インフォグラフィックは、色やイラストを効果的に使えるため、スクロールを止めてもらえる可能性が高くなります。

一方、ブログ記事の中で特定の手順や仕組みを説明する補助として使う場合は、図解のほうがシンプルで読みやすいケースもあります。

記事全体の中で情報を補足するなら図解、1枚の画像として独立して機能させたいならインフォグラフィックと使い分けるとよいでしょう。

マーケティング・広報資料での使い分け

マーケティングや広報の分野では、インフォグラフィックが特に活躍するシーンです。

商品やサービスの特徴を伝えるLP(ランディングページ)、プレスリリースに添える統計データ、採用ページの会社紹介など、外部に向けて発信するコンテンツではデザイン性が重要になります。

インフォグラフィックを使えば、同じデータでもテキストや表で見せるより印象に残りやすくなります。

一方、社内向けのマーケティング報告書や数値分析レポートなど、正確性が最優先される資料では図解やシンプルなグラフのほうが適しています。

教育・研修資料での使い分け

教育や研修の場面では、図解とインフォグラフィックを組み合わせて使うのが効果的です。

手順やルールを正確に伝える部分では図解を使い、全体像の理解や動機づけが必要な部分ではインフォグラフィックを使うというように、目的に応じて切り替えます。

たとえば、新入社員研修で業務フローを説明する場面ではフロー型の図解が適しています。

一方、研修の冒頭で業界全体の市場規模やトレンドを伝えて関心を引きたいときには、統計データをビジュアル化したインフォグラフィックが有効です。

インフォグラフィックの主な種類と活用シーン

インフォグラフィックにはさまざまな種類があり、伝えたい情報の性質によって適した型が異なります。

ここでは代表的な3つのカテゴリに分けて、特徴と活用シーンを紹介します。

インフォグラフィックの主な種類と活用シーンの記事

ダイアグラム・チャート型

ダイアグラム型は、情報の関係性や構造を図式化して表現するインフォグラフィックです。

円グラフ、棒グラフ、ベン図などが代表的な形式で、数値データの比較や割合の表現に適しています。

たとえば、アンケート結果の回答割合を円グラフで示したり、月別の売上推移を棒グラフで表現したりする場合に使われます。

市場調査レポート、事業計画書、プレゼン資料など、データを根拠として示したい場面で重宝する型です。

フローチャート・タイムライン型

フローチャート型は、手順やプロセスを順番に示すインフォグラフィックです。

矢印や番号を使って「ステップ1→ステップ2→ステップ3」のように流れを視覚化します。

タイムライン型は、出来事や計画を時系列で並べて表現します。

企業の沿革、プロジェクトの進行スケジュール、歴史的な出来事の変遷などを伝えるのに向いています。

どちらも順序時間の流れがある情報を整理するのに適しており、マニュアルや報告書でよく使われています。

マップ・ピクトグラム型

マップ型は、地図を使って地域ごとのデータや分布を示すインフォグラフィックです。

人口分布、店舗の展開エリア、都道府県別の統計データなど、場所に関連する情報を伝えるのに最適です。

ピクトグラム型は、人や物をシンプルなアイコンで表現する手法です。

東京オリンピック2020で話題になった競技ピクトグラムは、その代表例といえます。

言語に依存しないため、外国人や子どもにも直感的に伝わるのが強みです。

このように、インフォグラフィックは「何を、誰に、どう伝えたいか」によって最適な型が変わります

まずは伝えたい情報の性質を整理してから、型を選ぶようにしましょう。

インフォグラフィックと図解の作成手順【5ステップ】

インフォグラフィックも図解も、いきなりデザインに取りかかるのではなく、情報整理から始めるのが成功のコツです。

共通する5つの作成ステップを紹介します。

  1. ステップ1:目的とターゲットを明確にする
    最初に「この図で何を伝えたいのか」「誰に見せるのか」を決めます。

    社内の上司に業務改善案を伝えたいのか、SNSのフォロワーにデータをシェアしたいのかによって、図解にするかインフォグラフィックにするかが変わります。
  2. ステップ2:情報を収集して整理する
    伝えたいテーマに関する情報やデータを集め、必要なものと不要なものに分類します。

    情報を詰め込みすぎると、かえってわかりにくくなります。1つのビジュアルで伝えるメッセージは1つが基本ルールです。
  3. ステップ3:表現の型(図解 or インフォグラフィック)を選ぶ
    ステップ1で決めた目的に合わせて、図解とインフォグラフィックのどちらを使うか判断します。

    さらに、フロー型・比較表・チャート型・タイムライン型など、情報の性質に合った型を選びましょう。

    迷ったときは、前述の比較表を参考にしてください。
  4. ステップ4:レイアウトを設計してデザインする
    いきなりツールを開くのではなく、まず紙やノートにラフスケッチを描くのがおすすめです。

    情報の配置、視線の流れ、強調するポイントを決めてからデザインに取りかかると、手戻りが少なくなります。
  5. ステップ5:フィードバックを受けて仕上げる
    完成したら、第三者に見てもらって、伝わるかどうかを確認します。

    自分では気づかない情報の抜けや、文字の読みにくさなどが見つかることがあります。

    可能であれば、ターゲットに近い人に見てもらうのが理想です。

この5つのステップは、図解でもインフォグラフィックでも共通です。

特にステップ1〜3の作る前の準備が、仕上がりの質を大きく左右します。

インフォグラフィック・図解の作成に使えるおすすめツール

インフォグラフィックや図解を作成するツールは、無料で使えるものから本格的な有料ソフトまでさまざまです。

ここでは、初心者から経験者まで使えるツールを4つ紹介します。

インフォグラフィック・図解の作成に使えるおすすめツールの記事

Canva|初心者でも無料で始められる万能ツール

Canvaは、世界190カ国以上で利用されているオンラインデザインツールです。

インフォグラフィック専用のテンプレートが豊富に用意されており、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、デザイン未経験でも見栄えのよいビジュアルを作成できます。

無料版でも数千点のテンプレートと100万点以上の素材が使えるため、まず試してみたい方には最適です。

有料版(Canva Pro)は月額約1,500円で、マジックリサイズ機能やブランドキットなどの追加機能が使えるようになります。

図解の作成にも対応しており、図解もインフォグラフィックも1つのツールで作りたい方におすすめです。

Canvaを使った図解の具体的な作り方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

PowerPoint・Googleスライド|図解作成の定番

PowerPointやGoogleスライドは、多くのパソコンに標準搭載されているため、追加費用なしですぐに使い始められます。

図形の挿入・整列・グループ化などの基本機能が揃っており、フロー図や比較表などの図解を作るには十分な機能があります。

Googleスライドは無料で使え、ブラウザ上で動くため、インストール不要で共同編集もできます。

インフォグラフィックのような凝ったデザインを作るには向いていませんが、シンプルな図解を手早く作りたいときには最も手軽な選択肢です。

Visme・Piktochart|インフォグラフィック特化ツール

VismeとPiktochartは、インフォグラフィックの作成に特化した海外のオンラインツールです。

Vismeは、インタラクティブなインフォグラフィックも作成でき、Webコンテンツとしての活用に強みがあります。

無料プランでも基本的なテンプレートが使えますが、ダウンロードやブランディング機能は有料プランで解放されます。

Piktochartは、データの可視化に特化しており、CSVやスプレッドシートからデータを取り込んでグラフを自動生成する機能があります。 レポートや調査結果のビジュアル化に適したツールです。

どちらも英語のインターフェースですが、操作はシンプルで直感的に使えます。

Adobe Illustrator|本格的なデザインに対応

Adobe Illustratorは、プロのデザイナーが使う本格的なベクターデザインツールです。 月額2,728円(税込)からのサブスクリプション制で利用できます。

文字の細かな調整、オリジナルイラストの作成、印刷物への対応など、他のツールではできない高度な表現が可能です。

企業のブランドガイドラインに沿ったインフォグラフィックや、印刷用の高品質なビジュアルが必要な場合に選ばれるツールです。

ただし、操作の習得に時間がかかるため、初心者がいきなり使い始めるにはハードルが高めです。

まずはCanvaやPowerPointで基本を身につけてから、必要に応じてステップアップするのが現実的なルートでしょう。

インフォグラフィック・図解を作るときの注意点

インフォグラフィックや図解は、作り方を間違えるとかえって情報が伝わりにくくなります。

初心者が陥りやすい3つの注意点を押さえておきましょう。

情報を詰め込みすぎない

初心者に最も多い失敗が、1枚のビジュアルに情報を詰め込みすぎることです。

あれもこれも伝えたいという気持ちはわかりますが、情報量が多すぎると読者は「どこを見ればいいのかわからない」と感じてしまいます。

インフォグラフィックでも図解でも、1つのビジュアルで伝えるメッセージは1つに絞るのが鉄則です。

伝えたい情報が複数ある場合は、1枚にまとめるのではなく、複数枚に分割することを検討しましょう。

SNS投稿であればカルーセル形式にすることで、1枚あたりの情報量を抑えながら全体の情報はしっかり伝えられます。

配色とフォントの統一感を保つ

色を多く使いすぎたり、フォントを何種類も混ぜたりすると、雑多な印象になり、プロフェッショナルさが失われます。

配色はメインカラー・サブカラー・アクセントカラーの3色以内に抑えるのがおすすめです。

フォントも1〜2種類に絞り、見出しと本文で使い分ける程度にとどめましょう。

Canvaなどのテンプレートを活用すれば、あらかじめデザイナーが最適な配色やフォントを設定してくれているため、デザインに自信がない方でも統一感のある仕上がりになります。

図解デザインで使える配色やフォント選びのコツは、こちらの記事でも詳しく解説しています。

データの出典と正確性を確認する

インフォグラフィックは、見た目のインパクトが強いだけに、誤ったデータや出典のない数字を使ってしまうと、信頼性を大きく損なうリスクがあります。

統計データや調査結果を引用する場合は、官公庁の公式サイト、調査会社のリリース、企業の公式発表など、一次情報を確認してから使うようにしましょう。

「〇〇調べ」「△△年時点」のように出典と時点を明記することで、読者からの信頼が高まります。

また、インターネット上には古いデータがそのまま掲載されているケースも多いため、引用する情報が最新かどうかも必ずチェックしてください。

図解デザインのスキルを活かしてインフォグラフィックに挑戦するには

図解が作れるようになると、その延長線上でインフォグラフィックにも挑戦しやすくなります。

図解スキルとインフォグラフィックの関係性と、学習のステップを紹介します。

図解デザインのスキルを活かしてインフォグラフィックに挑戦するにはの記事

図解スキルはインフォグラフィック作成の土台になる

インフォグラフィックを作るには、まず情報を整理して構造化するスキルが必要です。

これは、図解を作る過程でまさに身につくスキルそのものです。

実際に、インフォグラフィックの中にも「比較表」「フロー図」「分類図」など、図解の基本パターンが数多く含まれています。

つまり、図解が作れる人は、インフォグラフィックの中身をすでに作れる状態にあるといえます。

あとはデザインの装飾力や配色の知識を加えていけば、図解からインフォグラフィックへのステップアップは十分に可能です。

スキルを身につける方法と学習の目安

図解デザインのスキルは、独学でも習得できます。

まずは無料ツールのCanvaに登録し、テンプレートを使って実際に図解を1つ作ってみることから始めてみましょう。

学習の目安としては、図解の基本パターン(並列型・フロー型・対比型など)を理解するのに1〜2週間、実際の資料やSNS投稿に活用できるレベルになるまで1〜3ヶ月程度です。

インフォグラフィックまで作れるようになるには、デザインの基礎知識を加えて3〜6ヶ月が一つの目安になります。

もっと体系的に学びたい方には、図解デザインの講座を受講するのも選択肢の一つです。

独学との違いは、プロからフィードバックをもらえることや、案件獲得までのサポートが受けられる点です。

図解デザインの使い方や作り方の基本については、図解デザインとは?使い方、作り方を0からわかりやすく解説の記事も参考にしてみてください。

インフォグラフィックと図解の違いに関するよくある質問

インフォグラフィックと図解の違いについて、よく寄せられる質問と回答をまとめました。

Q1. インフォグラフィックと図解は同じものですか?

厳密には異なります。

図解は情報を図形や矢印でシンプルに整理した表現で、インフォグラフィックはその図解にデザイン性やストーリー性を加えてビジュアルコンテンツとして仕上げたものです。

広い意味では図解もインフォグラフィックの一種に含まれますが、一般的には「シンプルな構造図=図解」「デザイン性の高い1枚もの=インフォグラフィック」と使い分けられています。

Q2. インフォグラフィックは初心者でも作れますか?

作れます。

CanvaやPiktochartなどのオンラインツールには、インフォグラフィック専用のテンプレートが数千種類用意されています。

テンプレートの文字やデータを差し替えるだけで、デザイン未経験でも30分〜1時間程度で完成させることが可能です。

まずはテンプレートをベースに作ってみて、慣れてきたらオリジナルのレイアウトに挑戦するのがおすすめです。

Q3. インフォグラフィックを作るのに費用はかかりますか?

無料で作ることもできます。

Canvaの無料版やGoogleスライドを使えば、追加費用をかけずにインフォグラフィックを作成できます。

より多くのテンプレートや機能が必要な場合は、Canva Pro(月額約1,500円)やVisme(月額約2,000円〜)などの有料プランを検討するとよいでしょう。

プロに外注する場合は、1枚あたり3万円〜10万円程度が相場です。

Q4. 図解とインフォグラフィックはどう使い分ければいいですか?

目的で判断するのがシンプルです。

「相手に正確に理解してもらいたい」なら図解、「印象に残して行動につなげたい」ならインフォグラフィックが向いています。

たとえば、社内のマニュアルや手順書には図解、SNSでのデータ紹介やLPの訴求セクションにはインフォグラフィックが適しています。 迷ったときは、本記事の比較表を参考にしてください。

Q5. インフォグラフィックを副業に活かすことはできますか?

できます。

クラウドソーシングサイトでは、企業のプレゼン資料やSNS投稿用のインフォグラフィック制作案件が増えています。

1件あたりの報酬は3,000円〜30,000円程度で、スキルと実績に応じて単価が上がっていきます。

まずは図解デザインの基本スキルを身につけ、ポートフォリオとして作品をためていくのが第一歩です。

Q6. AIでインフォグラフィックは作れますか?

部分的に活用できます。

2026年現在、CanvaにはAIを使ったデザイン生成機能が搭載されており、テーマを入力するとレイアウトの候補を自動で提案してくれます。

ただし、AIが生成したデザインをそのまま使うと、情報の正確性や読みやすさに問題が出ることもあります。

AIはあくまで下書きやアイデア出しとして活用し、最終的なレイアウトや情報の精査は人の目で行うのが現時点でのベストな使い方です。

まとめ

インフォグラフィックと図解は、どちらも情報を視覚的に伝える手法ですが、目的や表現方法に明確な違いがあります。

図解は、情報をシンプルに構造化して「正確に理解してもらう」ための手法です。

会議資料、マニュアル、研修教材など、ビジネスの日常的な場面で活躍します。

インフォグラフィックは、デザイン性とストーリー性を加えて「印象に残す」ための手法です。

SNS発信、マーケティング資料、広報コンテンツなど、外部への情報発信で力を発揮します。

大切なのは、どちらか一方を選ぶのではなく、目的や場面に応じて使い分けることです。

本記事で紹介した比較表や使い分けの基準を参考に、伝えたい情報に合った手法を選んでみてください。

インフォグラフィックも図解も、基本は情報を整理して、相手にわかりやすく届けること。

まずはCanvaやPowerPointで簡単な図解を1つ作ることから始めてみましょう。

インフォグラフィックと図解の違いを比較!目的別の使い分けと作成ツールを紹介の記事

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

記事下CTA

図解デザイナーを
もっと詳しく知りたい方はこちらへ

目次