初めてWebデザインの仕事を受注した時の話と、心構えについて

初めてWebデザインの仕事を受注する時の流れと心構え

Webデザインスクールでスキルを学び終えた後、多くの人が壁にぶつかります。

「どうやって最初の仕事を取ればいいのか、まったくわからない」(ゲッソリ。。。)。

独学やスクールでWebデザインを学んでも、「受注」という実務の入り口で止まってしまう方が非常に多いのが現実です。

ポートフォリオは作ったのに応募の仕方がわからない、見積もりをどう出せばいいか不安、クライアントとやり取りした経験がないので怖い……そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、初めてWebデザインの仕事を受注するための具体的な流れと、初案件を乗り越えるための心構えを、受注前の準備から納品・アフターフォローまで丁寧に解説していきます。

30〜50代で副業や在宅ワークとしてWebデザインを始めたい女性の方に向けて、「自分にもできそう」と感じてもらえるよう、できる限りわかりやすくお伝えしていきますね。ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

初案件は「完璧なスキル」よりも「動けるかどうか」が決め手

Webデザインスクールを卒業した後の初案件は「完璧なスキル」よりも「動けるかどうか」が決め手であるという記事

Webデザインを学び始めた方から「まだスキルが足りないので、もう少し練習してから案件に挑戦します」という声をよく耳にします。

でも実は、完璧なスキルが揃ってから動こうとすると、いつまでも最初の一歩を踏み出せなくなってしまうことが多いんです。

Webデザインの仕事は、学習だけでは身につかない「実務感覚」が存在します。クライアントとの連絡のとり方、ヒアリングのコツ、修正対応の進め方……こういった実践的なスキルは、実際に仕事を通じてしか磨かれません。

初案件の受注においては、「完璧なデザインが作れるか」よりも、「丁寧に対応できるか」「誠実にコミュニケーションが取れるか」が、クライアントから選ばれる大きな理由になっています。

もちろん最低限のスキルは必要ですが、「少し背伸びすればできそうな案件」から始めることで、スキルと自信を同時に積み上げていけます。まずは動いてみることが、何よりの近道です。

受注前の準備①:ポートフォリオを作っておこう

初めて仕事に応募するとき、クライアントがまず確認するのがポートフォリオ(作品集)です。実績がない段階でも、ポートフォリオがあるかないかで受注率に大きな差が出ます。

ポートフォリオに入れる作品はどう作ればいい?

実績がゼロの段階では、実際の仕事がない分、自分でサイトを制作してポートフォリオに掲載するのが基本です。

よく行われる方法として、架空のお店や架空のサービスを想定してサイトを制作するという方法があります。たとえば「地元のカフェのホームページ」「フリーランスのカメラマンのサイト」といったテーマで、実際のWebサイトと同じ構成・クオリティを目指して制作してみましょう。

また、既存の有名サイトのデザインを模写(モデリング)する練習を経て、そこで作った作品をポートフォリオに入れることも有効です。ただし「参考にした作品のデザインを真似て学習用に制作した」という注記は忘れずに入れておきましょう。

ポートフォリオに入れる作品数と種類の目安

初案件を取りに行く段階では、最低でも1〜2作品あれば応募は可能です。ただし、3〜5作品程度揃っていると受注率が上がりやすい傾向があります。

バナーデザインやSNS投稿画像など、Webサイト以外の制作物もポートフォリオに加えると、「こういった案件も対応できます」とアピールの幅が広がります。実績ゼロでも、多様なスキルを見せることで信頼感につながりますよ。

ポートフォリオはWebで公開するのがおすすめ

ポートフォリオは、PDFや画像だけでなくWebページとして公開しておくと、クライアントへのURLシェアがスムーズで印象も上がります。

WordPressやSTUDIO(ノーコードのWeb制作ツール)などを使って、自分自身のポートフォリオサイトを作ることで、「このデザイナーはこのクオリティで制作できるんだ」とひと目で伝わります。ポートフォリオサイト自体が、あなたの実力を証明する作品になるんですね。

受注前の準備②:クラウドソーシングに登録しよう

初案件を取るにあたって、最も取り組みやすいのがクラウドソーシングサービスへの登録です。クラウドソーシングとは、インターネット上で仕事の発注者(クライアント)とフリーランスを結びつけるマッチングプラットフォームのことです。

プロフィールはとにかく丁寧に書こう

クラウドソーシングに登録したら、まずプロフィールを丁寧に作り込むことが大切です。プロフィールはクライアントが最初に目にするものなので、第一印象を左右します。

自己紹介には、「どんなデザインが得意か」「どんな案件に対応できるか」「連絡のレスポンスはどのくらいか」「どんな思いでWebデザインの仕事をしているか」を具体的に書きましょう。

実績がなくても、「〇〇のスクールでWebデザインを学び、WordPress・Figmaなどのツールを使った制作が可能です」といった形で、スキルと誠実さを伝えることは十分できます。丁寧な文章で書かれたプロフィールは、実績以上に信頼感を生み出すことがあります。

初案件を取りやすい案件の種類と特徴

Webデザインの仕事にはさまざまな種類があります。最初からすべての案件に挑戦する必要はありません。初心者が受注しやすく、スキルアップにもつながりやすい案件の種類を選んで取り組むと、スムーズに実績を積んでいけます。

バナー・SNS投稿画像のデザイン

Webデザインスクールを卒業した初心者がすぐに案件獲得しやすいのはバナー・SNS投稿画像のデザインという内容の記事

バナー制作やSNS用のデザイン制作は、Webサイト制作と比べて作業範囲が小さく、納期も短いのが特徴です。CanvaやAdobe Illustratorなど、デザインツールの操作スキルがあれば挑戦できます。

クラウドワークスでの相場は1枚あたり500円〜3,000円程度が中心ですが、案件によって幅があります。単価は低めでも数をこなすことで実績が積みやすく、継続依頼につながるケースも多い案件です。

ランディングページ(LP)のデザイン

ランディングページとは、商品の購入や問い合わせなど特定の行動を促す目的で作られた縦長のWebページのことです。1ページ完結なので、Webサイト全体の設計を考える必要がなく、初心者でも取り組みやすいとされています。

クラウドソーシングでの相場は1万円〜5万円程度が目安です。デザインのみの場合と、コーディング(HTMLでの実装)まで含む場合では単価が異なります。まずはデザインのみの案件から始めるのも、ひとつの方法です。

WordPressサイトの制作・更新作業

WordPressはブログや企業サイトに広く使われているCMSです。既存サイトの記事更新やデザインの調整、新規ページの追加といった「管理・更新作業」の依頼も多く、初心者が入りやすい案件のひとつです。

また、WordPressを使ったサイトの新規制作案件も豊富にあります。テーマ(デザインテンプレート)を活用すれば、コーディングの知識が少なくても対応できる場合があります。

既存サイトのリニューアル・修正作業

「サイトのデザインを少し変えたい」「古くなったページを更新したい」といったスポット的な修正依頼も、初心者向けの案件として向いています。完成形がある程度見えている分、クライアントの意図を汲み取りやすく、作業範囲も比較的明確です。

初めての案件応募:提案文の書き方と注意点

クラウドソーシングで仕事を受けるには、気になった案件に「提案文」を送って応募します。提案文の質が受注できるかどうかに大きく影響するため、丁寧に書くことが大切です。

提案文に盛り込む内容

提案文には、以下の内容を自然な流れで盛り込むと伝わりやすいです。

まず「この案件に応募した理由・意欲」を冒頭に書きます。

「貴社の〇〇という事業に興味を持ち、ぜひお力になりたいと思い応募しました」など、コピペではなく、その案件に向けた言葉で書くと好印象です。

次に「自分のスキル・経験」を具体的に伝えます。使えるツールの名前(Figma、Adobe XD、Illustrator、Canva、WordPressなど)や、学習してきた内容、制作経験を簡潔にまとめましょう。

そして「ポートフォリオのURL」を必ず記載します。文章だけでなく、実際の作品を見てもらうことで信頼感が大幅にアップします。

最後に「作業の進め方・スケジュール感の提案」を加えると、クライアントに安心感を与えられます。「週〇時間作業が可能で、ご要件をお聞きした後〇日以内に初稿をご提出できます」といった具体的な情報が喜ばれます。

提案文を書くときに注意したいこと

初心者Webデザイナーが初案件を取るための提案についての解説記事

ありがちな失敗として、「どの案件にも同じコピー文を使い回してしまう」ケースがあります。

テンプレート感の強い文章はクライアントにすぐ見抜かれてしまうため、案件ごとに少しでも言葉を変えて、「この案件に向けて考えて書いた」と伝わる文章を心がけましょう。

また、実績がない段階では「未経験ではありますが……」という言い訳的な書き方よりも、「現在〇〇を学習中で、△△のスキルを持っています。ぜひチャレンジさせてください」という前向きな書き方のほうが、採用される可能性が高まります。

正直、未経験者からの提案が必ずしも通るとは言えませんが、応募者が少ない場合など、チャレンジしたもの勝ちだと思います!

最初はなかなか返事がこないこともありますが、諦めずに提案を続けることが大切です。実績ゼロの段階では、まず「数」を打つことが近道と言われています。

受注が決まったら:契約前に確認すべきポイント

クライアントから「お願いしたい」という返事が来たら、いよいよ受注です!

でも、作業を始める前に必ず確認しておくべき内容があります。ここを曖昧にしたまま進んでしまうと、後からトラブルになることがあるので注意しましょう。

ヒアリングで確認すること

受注前後のヒアリング(打ち合わせ)では、以下の内容をしっかり確認しておきましょう。

制作の目的と対象ユーザーについては、「このサイトは何のために作るのか」「どんな人に見てもらいたいのか」を確認します。目的が明確になると、デザインの方向性が定まりやすくなります。

納品物の範囲については、「デザインのみか、コーディング(HTML実装)まで含むのか」「ページ数は何ページか」「修正は何回まで対応するのか」を明確にしておきます。この確認が曖昧なまま進むと、際限のない修正依頼につながることがあります。

参考サイト・デザインのイメージについては、クライアントが「好きなデザインのサイト」を2〜3個共有してもらえると、方向性のズレを防げます。「かっこいい」「シンプル」といった言葉だけでは人によってイメージが違うため、具体的な参考例を出してもらいましょう。

納期(いつまでに納品するか)については、必ず確認・合意した上で作業に入ります。急な修正依頼で納期がズレることもあるため、余裕をもったスケジュール設定を提案しましょう。

報酬金額と支払い方法については、クラウドソーシングを通じた取引であれば、プラットフォームの仮払いシステムで保護されています。直接取引の場合は、先払い(一部前金)を提案するか、仮払いシステムのある安全なプラットフォームを通じて取引するのが安心です。

クラウドソーシングの仮払いシステムを活用しよう

クラウドワークスやランサーズには、クライアントが先に報酬を預け入れる「仮払い制度」があります。このシステムを使うことで、納品後に報酬が支払われないリスクを防ぐことができます。

初心者のうちは特に、仮払いシステムが使えるクラウドソーシング経由での取引をおすすめします。安心して作業に集中できる環境を整えることが、初案件成功への近道です。

制作フェーズ:受注から納品までの具体的な流れ

ヒアリングが完了し、契約が成立したら、いよいよ制作フェーズに入ります。Webデザインの仕事は、大きく「設計」「デザイン」「確認・修正」「納品」という流れで進んでいきます。

ステップ1:ワイヤーフレームでレイアウトを整理する

いきなりデザインソフトを開いて見た目を作り始めるのではなく、まずワイヤーフレーム(レイアウトの骨格)を作ることが一般的です。

ワイヤーフレームとは、サイトのどの位置に何を配置するかを示した設計図のようなものです。デザインの細かい部分には踏み込まず、「ここにロゴ」「ここに導線ボタン」「ここにテキストエリア」といった配置をざっくり決めていきます。

手書きでもOKですし、FigmaやAdobe XD、PowerPointなどのツールを使って作成することもできます。ワイヤーフレームをクライアントに共有してから本制作に入ることで、後から大きな修正が発生するリスクを大幅に下げられます。

ステップ2:デザインカンプを作成する

ワイヤーフレームの承認が得られたら、実際のデザインを制作します。このWebサイトの完成イメージを視覚化したものを「デザインカンプ」と呼びます。

FigmaやAdobe XDなどのデザインツールを使って、実際のサイトと同じサイズ・比率で制作します。フォント、色、画像の配置、余白のバランスなど、細部まで作り込んでいきます。

ここで大切なのは、ヒアリングで確認した「目的」「ターゲット」「参考サイトのイメージ」をしっかり反映することです。クライアントの意図をきちんと汲み取ったデザインになっているか、完成前に一度確認してみましょう。

ステップ3:コーディング(HTMLへの実装)

デザインカンプが完成し、クライアントの承認が得られたら、次はコーディングへ移ります。コーディングとは、デザインをHTML・CSSなどのプログラミング言語を使って、実際にブラウザで表示できるWebサイトとして実装する作業のことです。

もしあなたが「デザインのみ」で受注した場合、コーディングはクライアントや別の担当者が行うため、デザインカンプの納品が完了形になります。受注前の確認で「デザインまでか、コーディングまでか」を明確にしておくことが重要です。

ステップ4:70〜80%完成時点でクライアントに確認を入れる

デザインが完全に仕上がってから初めてクライアントに見せるのではなく、70〜80%の完成度の段階で一度確認してもらうのがおすすめです。

方向性のズレが早い段階でわかれば、修正も小さく済みます。完成後に「全体的にイメージと違う」という大きな修正が入ると、時間もエネルギーも大きく消耗してしまうため、こまめな確認を入れる習慣をつけましょう。

ステップ5:修正対応とテスト確認

クライアントからフィードバックをもらったら、修正対応に入ります。このとき「修正は〇回まで」という事前の取り決めがあれば、それに沿って対応します。

修正が完了したら、PC・スマートフォン・タブレットなど、さまざまな端末やブラウザで表示確認(レスポンシブ確認)を行いましょう。リンク切れや表示崩れがないか、丁寧にチェックします。

納品から入金まで:最後まで丁寧な対応を

制作物が完成し、クライアントから承認が得られたら、納品のフェーズです。

納品データの整理と渡し方

Webデザイナーが納品の際に行うべきデータの整理と渡し方についての記事

納品物は、クライアントが受け取った後に使いやすい形で整理して渡すことが大切です。たとえば、デザインカンプのFigmaファイル、書き出した各種画像データ(PNG、JPGなど)、HTMLファイルなど、取り決めた範囲のすべてをきれいにまとめて提出します。

フォルダ構成をわかりやすく整理し、必要であれば「このファイルはここに使っています」という簡単な説明書きをつけると、クライアントに喜ばれます。

アフターフォローの大切さ

納品後も、クライアントから使い方の質問や小さな修正依頼が来ることがあります。このときに誠実に・迅速に対応する姿勢が、次の仕事につながる信頼を生みます。

クラウドソーシングでは、取引終了後にクライアントが「評価(レビュー)」をつけます。この評価が高いほど、次の案件を受注しやすくなります。納品したら終わりではなく、丁寧なアフターフォローまでがひとつの仕事だと捉えることが、長く続けていくための大切な心構えです。

報酬の確認と入金

クラウドソーシングを通じた取引では、クライアントが納品を承認すると、仮払いシステムによって報酬が確定し、後日指定の口座に振り込まれます。プラットフォームによって手数料が異なるため、手取り額の目安を事前に確認しておきましょう。

クラウドワークスの場合、手数料は5〜20%程度(取引金額によって変動)です。受注金額を設定する際には、この手数料分を考慮した料金設定にしておくと安心です。

初案件でつまずきやすいポイントと対処法

初めての案件では、思わぬところでつまずくことがあります。事前に知っておくだけで、落ち着いて対処できるようになりますよ。

「修正が止まらない」問題への対策

初心者に多いトラブルのひとつが、修正依頼が際限なく続くケースです。クライアント側に悪意がなくても、「もう少しここを変えてほしい」が重なると、納期が大幅に伸びてしまうことがあります。

対策としては、受注前に「修正回数は〇回まで」「追加修正は別途費用をいただく場合があります」という内容を事前に合意しておくことが大切です。契約書(クラウドソーシングのメッセージ上での合意でもOK)に明記しておくと安心です。

クライアントの「イメージ」が伝わらない問題

「スタイリッシュに」「親しみやすく」などの言葉は人によって解釈がまったく異なります。初回のヒアリングで参考サイトを具体的に2〜3つ出してもらうことで、方向性のズレを防ぎやすくなります。

もし方向性が定まらない場合は、「こちらで2〜3パターンのデザイン案をご提示します」という方法も効果的です。選択肢を提示することで、クライアント自身のイメージが明確になることがあります。

「思ったより時間がかかって単価割れした」問題

初案件のうちは、見積もった時間よりも実際の作業時間が長くなることがよくあります。この経験を通じて「自分はこの種の作業にどのくらい時間がかかるか」という感覚が身についていきます。

最初のうちは、利益よりも経験を積むことを優先すると割り切るのもひとつの考え方です。実績と自信が積み上がれば、自然と単価交渉もできるようになっていきます。

初案件を取るための心構え:知っておきたい5つのマインドセット

スキルや手順だけでなく、どんな気持ちで初案件に臨むかも大切な要素です。初めての仕事をうまく進めている方に共通する心構えをご紹介します。

1. 「完璧」を目指しすぎない

初案件のデザインは、プロの仕事と比べれば未熟な部分があって当然です。「完璧なものを出さなければ」というプレッシャーが大きすぎると、動けなくなってしまいます。今の自分にできるベストを誠実に届けることが、まず大切なことです。

2. クライアントは「怖い存在」ではない

初めてクライアントとやり取りするのは緊張しますよね。でも多くのクライアントは、「丁寧に対応してもらえればありがたい」と感じています。レスポンスを丁寧に、報告・連絡・相談をこまめに行うだけで、信頼感はぐっと上がります。

3. わからないことは「確認します」と言える勇気を持つ

初心者にありがちな失敗が、わからないことをわかったふりをして進めてしまうことです。「確認してからご回答します」「少しお時間をいただけますか」と伝える正直さのほうが、クライアントからの信頼につながります。

4. 最初の案件はポートフォリオ作りと割り切る

初案件は、報酬よりも「実績を作ること」「流れを体験すること」を優先する場と考えましょう。低単価でも丁寧に仕上げた実績が積み重なれば、次第に単価アップの交渉もできるようになります。

5. 1件の不採用で落ち込まない

クラウドソーシングでは、初期段階で採用率が低いのは当然のことです。実績ゼロの段階では、10件提案して1件受注できれば十分というケースも多くあります。毎日提案を続けながら、ポートフォリオも少しずつ充実させていくと、受注率は自然と上がっていきます。

初案件後のステップアップ:単価を上げるための方向性

初案件を無事に終えたら、次は少しずつ単価と仕事の質を上げていくことを考えていきましょう。

初心者Webデザイナーから単価を上げていくための流れについて解説している記事

実績レビューを丁寧に積み上げる

クラウドソーシングでは、取引後の評価(レビュー)がそのまま次の受注率に影響します。3〜5件の好評価レビューが積み上がると、クライアントからの問い合わせが入りやすくなり、受注がだんだんスムーズになっていきます。

得意分野・ジャンルを絞っていく

「美容・コスメ系のLPが得意」「飲食店のWebサイトを多く手がけている」など、得意な分野や業種に特化していくことで、同じ分野のクライアントからの指名依頼が増えやすくなります。ジャンル特化は単価アップにも効果的です。

SNSでの発信と自己ブランディング

X(旧Twitter)やInstagramで制作事例を発信していくことで、クラウドソーシング以外からも仕事の依頼が来るようになることがあります。「この人のデザインが好き」と思ってもらえる人物像を少しずつ作っていくと、長期的に安定した仕事につながっていきます。

継続案件・直接取引を増やす

クラウドソーシングを通じた取引で信頼関係が築けたクライアントからは、継続案件の依頼が来ることがあります。継続案件は毎回応募する手間がなく、収入の安定につながりやすいため、積極的に育てていくのがおすすめです。

よくある質問(FAQ)

Q1. スクールを卒業してすぐに案件に応募しても大丈夫ですか?

A. はい、基本的なスキルが身についていれば、スクール卒業後すぐに応募しても問題ありません。バナー制作や既存サイトの更新など、難易度が低めの案件から始めると取り組みやすいです。「完璧になってから」と待ち続けるよりも、早めに実務を経験することが成長への近道になります。

Q2. ポートフォリオがないと案件に応募できませんか?

A. ポートフォリオがなくても応募自体はできますが、採用される確率は大きく下がってしまいます。まず学習用に制作した作品や架空のサイトでもよいので、1〜2点をポートフォリオとしてまとめてから応募するのがおすすめです。ポートフォリオ作りと案件への応募を並行して進めることもできます。

Q3. 初案件の適正な報酬はどのくらいですか?

A. 案件の種類や作業範囲によって大きく異なりますが、バナー制作は1枚あたり500〜3,000円程度、LP制作は1万〜5万円程度、WordPressを使ったホームページ制作は5万〜15万円程度が目安とされています(クラウドソーシングの相場感として)。実績がない段階では相場より少し低い金額から始めることもありますが、まず「実績を積む」ことを優先と考えると取り組みやすくなります。

Q4. コーディングができなくてもWebデザインの仕事はできますか?

A. はい、「デザインのみ」の案件は数多く存在します。バナーやSNS投稿画像、LP・サイトのデザインカンプ(見た目の設計図)作成のみを請け負うことも可能です。コーディングができると対応できる案件の幅が広がり単価も上がりやすいですが、まずはデザインだけで実績を積んでから少しずつスキルを広げていくのも十分な方法です。

Q5. 子育て中でも初案件は取れますか?

A. はい、子育て中でも取れる方はたくさんいます。クラウドソーシングは時間や場所を選ばずに取り組めるため、子どもが寝た後の時間や隙間時間を活用できます。最初は納期に余裕のある案件を選ぶ、1度に複数の案件を受けすぎないといった調整で、無理なく始めることができます。

まとめ:初めてのWebデザイン受注は「準備→応募→誠実な対応」の繰り返しから

初めてのWebデザイン受注は「準備→応募→誠実な対応」の繰り返しからということを解説している記事

ここまで、初めてWebデザインの仕事を受注する流れと心構えについて詳しくご紹介してきました。

最後に、この記事の大切なポイントをまとめます。

・ポートフォリオを1〜2点でも作り、クラウドソーシングに登録することが最初の一歩

・提案文は「コピーアンドペースト」ではなく、案件ごとに言葉を変えた誠実な文章で

・受注前のヒアリングで「範囲・修正回数・納期・報酬」を確認しておくことでトラブル防止に

・制作は「設計→デザイン→確認→修正→納品」の流れで、こまめにクライアントと確認を取りながら進める

・納品後のアフターフォローまでが仕事。好評価レビューが次の仕事につながる

初案件は、決して完璧な仕事でなくてかまいません。誠実に取り組んだ経験が積み重なれば、少しずつスキルも単価も上がっていきます。

「まだ早いかな……」と感じているなら、今がちょうどいいタイミングかもしれません。まずはクラウドソーシングへの登録とポートフォリオ作りを、今日からひとつ始めてみてくださいね。

あなたがWebデザイナーとして在宅ワークを実現する日を、心から応援しています。

初めてWebデザインの仕事を受注する時の流れと心構え

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