Canva在宅ワークの危険性とは?副業詐欺を避けて安全に稼ぐ方法

「Canvaを使った在宅ワークに興味があるけど、高額なスクールに勧誘されて不安…」「副業を始めたいけど、詐欺に遭わないか心配」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
SNSや広告で「Canvaで稼げる」という情報を目にする機会が増えています。しかしその一方で、「30万円のスクールに申し込んだけど全然稼げなかった」という声も聞かれます。実際、消費者庁には副業に関するトラブル相談が年々増加しており、注意が必要な状況です。
この記事では、Canvaを使った在宅ワークに興味がある方に向けて、危険な副業スクールの見分け方と、安全にCanva副業を始めるための具体的な方法をお伝えします。正しい知識を身につけて、詐欺被害を防ぎながら副業にチャレンジしましょう。
Canvaとは?在宅ワークで活用されるデザインツールの特徴
まずは、Canvaがどのようなツールなのかを理解しておきましょう。Canvaの基本を知ることで、副業としての可能性と限界を正しく判断できるようになります。
オーストラリア発の無料デザインツールCanvaの基本情報
Canvaは2013年にオーストラリアで誕生したオンラインデザインツールです。日本では2017年に日本語版がリリースされ、現在は世界190カ国以上で利用されています。運営会社であるCanva社は、2021年時点で企業評価額が400億ドルを超えるユニコーン企業に成長しています(出典:Forbes)。
Canvaの最大の特徴は、デザイン未経験者でも直感的な操作で見栄えの良い制作物を作れることです。豊富なテンプレートと素材が用意されており、ドラッグ&ドロップだけでSNS投稿用の画像やプレゼン資料、チラシなどを作成できます。
Canvaには無料版と有料版(Canva Pro)があります。2025年時点の料金は、年払いで8,300円(月額換算約691円)、月払いで1,180円となっています。無料版でも25万点以上のテンプレートと100万点以上の写真・グラフィック素材を利用可能です。
在宅ワークでCanvaが選ばれる理由と需要の実態
Canvaが在宅ワークの副業ツールとして注目される背景には、いくつかの理由があります。
第一に、初期投資がほとんどかからない点です。パソコンやスマートフォンさえあれば、無料版のCanvaですぐに始められます。Photoshopなどの専門ソフトは年間3万円以上の費用がかかりますが、Canvaなら無料から始められるのは大きなメリットです。
第二に、クラウドソーシングサイトでCanvaを使った案件が実際に募集されている点です。クラウドワークスやランサーズで「Canva」と検索すると、SNS画像作成やプレゼン資料作成などの案件が見つかります。
ただし、Canvaを使った仕事の単価は決して高くありません。クラウドソーシングサイトの募集を見ると、Instagram投稿画像は1枚500円〜2,000円程度、YouTubeサムネイルは1枚1,000円〜3,000円程度が相場となっています。
Canvaを使った高額副業講座で起きているトラブルの実態
Canvaを使った副業に興味を持つ人が増える中、それを狙った怪しい講座やスクールも増えています。ここでは、実際に報告されているトラブルの実態をお伝えします。
Yahoo!知恵袋でも話題になった「30万円の講習」問題
「Canvaを使ってインスタの投稿を作ったり、webライティング、LINE運用代行などの講習を高額(30万円)で受けてスキルを身につける」という勧誘を受けたという相談が、Yahoo!知恵袋に投稿されています。この相談に対するベストアンサーでは「典型的な副業詐欺」と指摘されています。
なぜ30万円の講習が問題視されるのでしょうか。その理由は投資対効果の悪さにあります。
Canvaの基本的な使い方は、Canva公式サイトのヘルプセンターやYouTubeで無料で学べます。また、市販の書籍も1,500円〜2,000円程度で購入できます。30万円という金額は、学べる内容に対して明らかに高額です。
さらに、Instagram投稿用の画像制作は単価が低いため、投資を回収するまでに膨大な量の仕事をこなす必要があります。仮に1枚1,000円の案件を受注しても、30万円を回収するには300枚の制作が必要です。営業活動やクライアントとのやり取りの時間も考えると、現実的ではありません。
SNSで見かける「キラキラ成功者」の演出に潜む落とし穴

InstagramやTikTokでは、高級ホテルでの写真やブランド品に囲まれた生活をアピールしながら「副業で稼げる方法を教えます」と発信しているアカウントを見かけることがあります。
こうしたアカウントの一部は、実際にはスクールの紹介料(アフィリエイト報酬)を得ることが目的で、受講生が稼げているかどうかは二の次というケースがあります。
消費者庁は「簡単に高額収入を得られる」と謳う副業に関して、過去に複数の注意喚起を行っています。2018年には「画像選択がベースの簡単な作業でお金を稼げる」と謳って多額の金銭を支払わせる事業者について注意喚起を発表しました(出典:消費者庁ウェブサイト)。
大手Webデザインスクールとの決定的な違い
30万円という予算があれば、IT業界で実績のある大手スクールで本格的にWebデザインを学ぶことも可能です。
大手スクールでは、Canvaだけでなく、Photoshop、Illustrator、HTML/CSS、さらには実践的なポートフォリオ作成まで体系的に学べるカリキュラムが用意されています。また、就職・転職支援や案件紹介といったサポート体制も整っていることが多いです。
一方、問題のある副業スクールでは、Canvaの基本操作とInstagram投稿の作り方程度しか教えてもらえないことがあります。同じ30万円を投資するなら、将来のキャリアにつながる学びを得られる環境を選ぶべきです。
怪しい副業スクールを見抜くための5つのチェックポイント
副業詐欺の被害に遭わないために、怪しいスクールを見分けるポイントを知っておきましょう。以下の特徴に複数当てはまる場合は、契約を避けることをおすすめします。
チェック①「誰でも」「簡単に」「すぐに」高収入という表現
「誰でも月収30万円」「簡単に稼げる」「すぐに収入が得られる」といった表現を多用している場合は要注意です。
現実として、どんな副業でも稼げるようになるまでには一定の時間と努力が必要です。デザイン未経験の人がいきなり高収入を得られることはありません。消費者庁も「楽に稼げるなどの誇大広告に注意」と繰り返し呼びかけています。
信頼できるスクールであれば、「最初は月1万円から」「半年〜1年かけてスキルを身につける」など、現実的な目標設定を提示しているはずです。
チェック②申し込みを急かす「今日だけ限定」「残り○名」
「今日だけ特別価格」「残り3名」「このLINEを見た方限定」などの言葉で決断を急かしてくる場合は危険信号です。
冷静に考える時間を与えないのは、内容に自信がないか、検討されると契約してもらえないことを分かっているからです。本当に価値のあるサービスなら、時間をかけて検討しても申し込んでもらえるはずです。
「考えます」と伝えたときに、強引に契約を迫ってくる場合は、その時点で関わりを断つことをおすすめします。
チェック③運営会社の情報が不透明
信頼できる事業者であれば、ホームページに「特定商取引法に基づく表記」が明記されています。会社名、代表者名、所在地、電話番号、メールアドレスなどが確認できるか必ずチェックしましょう。
連絡手段がLINEやInstagramのDMだけという場合は要注意です。トラブルが起きたときに連絡が取れなくなるリスクがあります。
また、会社の所在地をGoogleマップで検索し、実際にオフィスが存在するか確認することも有効です。バーチャルオフィスの住所だけという場合もあるため、注意が必要です。
チェック④講師の経歴や実績が曖昧
「元外資系」「起業家」「インフルエンサー」といった抽象的な肩書きだけで、具体的な経歴や実績が示されていない場合は警戒が必要です。
信頼できるスクールであれば、講師の本名や具体的な職歴、過去の制作実績などが公開されています。講師の名前でWeb検索して、第三者からの評価や過去の活動を確認してみましょう。
チェック⑤返金保証の条件が現実的に達成困難

「全額返金保証」を謳っているスクールでも、その条件を細かく確認する必要があります。
「すべての課題を期限内に提出すること」「毎日SNSに投稿すること」「6ヶ月間毎日ログインすること」など、現実的に達成が難しい条件が設定されていることがあります。こうした条件は、実質的に返金を拒否するための口実として使われる可能性があります。
契約書や規約は必ず全文を読み、返金条件について疑問があれば契約前に質問しましょう。
詐欺被害を防ぐために実践すべき2つの確認方法
副業スクールを選ぶ際に、詐欺被害を防ぐための具体的な確認方法をお伝えします。
確認①実在するオフィスや教室があるかを調べる
オンラインのみで完結するスクールでも、運営会社が実際に存在するオフィスを持っているか確認しましょう。
会社の住所をGoogleマップで検索し、ストリートビューでビルの外観を確認できます。レンタルオフィスやバーチャルオフィスの場合は、複数の会社が同じ住所を使用していることがあるため、検索してみると分かることがあります。
また、国税庁の法人番号公表サイトで会社名を検索すると、法人として登記されているかどうかを確認できます。
確認②口コミや評判を複数のサイトで調べる
スクール名や運営会社名で検索し、第三者の口コミや評判を確認しましょう。「〇〇 評判」「〇〇 口コミ」「〇〇 詐欺」などのキーワードで検索すると、実際の受講生の声が見つかることがあります。
ただし、良い口コミばかりが並んでいる場合は注意が必要です。自作自演やアフィリエイト目的の投稿の可能性もあります。悪い評判も含めて、複数の情報源から総合的に判断することが大切です。
Yahoo!知恵袋やX(旧Twitter)、5ちゃんねるなど、異なるプラットフォームで情報を集めると、より客観的な評価が見えてきます。
もし高額スクールに申し込んでしまったら?取るべき4つの対処法
万が一、高額な副業スクールに申し込んでしまった後に「詐欺かもしれない」と感じた場合は、以下の対処法を試みてください。早めに行動することで、被害を最小限に抑えられる可能性があります。
対処法①契約から8日以内ならクーリングオフを申請する
訪問販売や電話勧誘販売など、特定の取引方法で契約した場合は、契約書面を受け取ってから8日以内であればクーリングオフ(無条件解約)が可能です。
クーリングオフは書面(ハガキまたは内容証明郵便)で行います。ハガキの場合は、発信日が分かるように特定記録郵便や簡易書留で送ることをおすすめします。
ただし、自らインターネットで申し込んだ通信販売の場合は、原則としてクーリングオフの対象外となります。ただし、事業者が虚偽の説明をしていた場合などは、消費者契約法に基づく取り消しが認められることがあります。
対処法②消費生活センターに相談する
副業詐欺の被害に遭った場合や、トラブルの可能性がある場合は、消費者ホットライン「188(いやや)」に電話して相談しましょう。
電話すると最寄りの消費生活センターにつながり、専門の相談員がアドバイスをしてくれます。事業者との交渉方法や、返金を求めるための手順について教えてもらえます。
相談は無料で、秘密も守られます。「こんなことで相談していいのかな」と遠慮せず、困ったときは早めに連絡することをおすすめします。
対処法③クレジットカード会社に連絡して対応を相談する
クレジットカードで支払いをした場合は、カード会社に状況を説明して相談しましょう。
割賦販売法に基づく「支払停止等の抗弁権」という制度があり、商品やサービスに問題があった場合、分割払いの残金の支払いを停止できることがあります。
また、カード会社によっては、詐欺的な取引であることが明らかな場合に、チャージバック(売上の取り消し)に応じてくれることもあります。まずはカード会社のカスタマーサポートに相談してみてください。
対処法④被害額が大きい場合は警察や弁護士に相談する

被害額が大きい場合や、明らかに詐欺行為があった場合は、警察への相談も検討しましょう。各都道府県の警察にはサイバー犯罪相談窓口が設置されています。
また、弁護士への相談も有効な選択肢です。法テラス(日本司法支援センター)では、収入が一定以下の方を対象に無料法律相談を実施しています。初回相談無料の法律事務所も多いので、被害回復の可能性について専門家の意見を聞いてみることをおすすめします。
Canvaを使った在宅ワークは実際に存在する?仕事の種類と収入目安
危険な副業スクールには注意が必要ですが、Canvaを使った在宅ワーク自体は実際に存在します。ここでは、具体的にどのような仕事があり、どれくらいの収入が期待できるのかをお伝えします。
クラウドソーシングで募集されているCanva案件の種類
クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなどのクラウドソーシングサイトでは、Canvaを使った以下のような案件が募集されています。
SNS投稿用画像の作成
Instagram、X(旧Twitter)、Facebookなどの投稿用画像を作成する仕事です。単価は1枚あたり500円〜2,000円程度が相場です。継続案件も多く、初心者が最初にチャレンジしやすい分野です。
YouTubeサムネイルの作成
YouTube動画のサムネイル(クリックされる前に表示される画像)を作成する仕事です。単価は1枚あたり1,000円〜5,000円程度で、目を引くデザインが求められます。
プレゼンテーション資料・スライドの作成
企業や個人のプレゼン資料を作成する仕事です。単価は1案件あたり5,000円〜50,000円程度と幅があり、ページ数や内容によって変動します。
チラシ・フライヤーの作成
店舗やイベントのチラシを作成する仕事です。単価は1枚あたり3,000円〜15,000円程度です。
名刺・ショップカードの作成
個人や企業の名刺をデザインする仕事です。単価は1案件あたり2,000円〜8,000円程度です。
初心者がCanva副業で月3万円を目指すための現実的なロードマップ
Canvaを使った副業で収入を得るまでには、一定のステップが必要です。以下は、初心者が月3万円程度の収入を目指す場合の現実的なロードマップです。
ステップ1:Canvaの基本操作を習得する(1〜2週間)
Canvaの無料版に登録し、基本的な操作方法を覚えましょう。Canva公式のヘルプセンターやYouTubeには、無料のチュートリアルが多数公開されています。まずは自分用のSNS投稿や、練習用の名刺を作ってみることから始めてみてください。
ステップ2:サンプル作品(ポートフォリオ)を作成する(2〜4週間)
仕事を受注するためには、自分のスキルを示す作品集が必要です。架空のカフェやヨガスタジオなどを想定して、Instagram投稿画像やチラシのサンプルを5〜10点作成しましょう。
ステップ3:クラウドソーシングサイトに登録して応募を始める
クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなどに登録し、初心者歓迎の案件から応募を始めましょう。最初は単価が低くても、実績を積むことを優先してください。
ステップ4:実績を積みながら単価を上げていく(3〜6ヶ月)
案件をこなして高評価を得ることで、徐々に単価の高い案件にも挑戦できるようになります。月3万円を達成するには、例えば1枚1,500円のSNS画像を月20枚受注する、または1案件10,000円のプレゼン資料を月3件受注するといったイメージです。
Canvaスキルを活かした将来の可能性
Canvaの操作に慣れてきたら、さらにスキルアップしてキャリアの幅を広げることも可能です。ここでは、Canvaをきっかけに目指せる3つの方向性をご紹介します。
方向性①SNS運用代行やWebデザインへのキャリアアップ

Canvaでデザインの基礎を身につけた後は、より専門的な分野にステップアップすることが可能です。
SNS投稿画像の作成スキルを活かして、企業や個人事業主のSNSアカウント運用を丸ごと代行する仕事があります。投稿内容の企画、画像作成、投稿スケジュール管理、データ分析までを担当することで、単純な画像作成よりも高単価の案件を受注できるようになります。
また、CanvaからPhotoshopやFigmaなど本格的なデザインツールに移行し、Webデザイナーを目指す道もあります。Canvaで培った配色やレイアウトの感覚は、より高度なツールを学ぶ際にも役立ちます。
方向性②Canvaの使い方を教える講師活動
Canvaの使い方に詳しくなったら、初心者に教える講師として活動することも可能です。
オンラインでのマンツーマンレッスンや、複数人向けのワークショップを開催している人もいます。ストアカやココナラでは、Canvaの使い方を教える講座が実際に販売されています。
Canvaには公式の認定プログラムがあり、一定の条件を満たすと「Canva認定クリエイター」として活動することもできます。
方向性③オリジナルテンプレートの販売
Canvaで作成したオリジナルテンプレートを販売して、継続的な収入を得ることも可能です。
Canvaにはテンプレートを販売できる「Canvaクリエイター」プログラムがあり、審査に通過すると自作テンプレートをCanva上で販売できます。また、Etsy、BOOTH、noteなどのプラットフォームを使って、Canva用のテンプレートを販売している人もいます。
テンプレート販売は、一度作成すれば継続的に売れる可能性がある「ストック型」の収入源になります。ただし、売れるテンプレートを作るには、ユーザーのニーズを把握したうえでのデザインスキルが求められます。
Canvaを安全に使うために知っておくべき注意点
Canvaを副業で活用する際には、セキュリティや著作権に関する注意点も知っておく必要があります。
2019年に発生したCanvaの情報漏洩事件について
Canvaは2019年5月にハッキング被害を受け、ユーザー情報が流出する事件が発生しました。Canva社の公式発表によると、約1億3,900万人分のユーザー名、メールアドレス、暗号化されたパスワードなどが影響を受けました(出典:Canva公式ブログ)。
この事件を受けて、Canva社はセキュリティ対策を強化しています。現在は2段階認証の導入など、セキュリティ機能が充実しています。
Canvaを安全に利用するためには、以下の対策を行うことをおすすめします。
・強力なパスワード(英数字・記号を組み合わせた12文字以上)を設定する
・2段階認証を有効にする
・他のサービスと同じパスワードを使い回さない
・定期的にパスワードを変更する
Canva素材の商用利用ルールと著作権について
Canvaで作成したデザインは商用利用が可能ですが、いくつかのルールがあります。
Canvaの利用規約によると、Canvaの素材を「そのまま」販売することは禁止されています。例えば、Canvaの写真素材をダウンロードして、その写真自体を販売することはできません。ただし、テンプレートに素材を組み込んでデザインとして納品することは問題ありません。
また、Canvaのテンプレートや素材を使ったデザインを商標登録することはできません。他のユーザーも同じ素材を使用している可能性があるためです。
無料版と有料版で使える素材が異なる点にも注意が必要です。有料素材を無料版のまま使用すると、透かし(ウォーターマーク)が入ったり、ダウンロード時に課金が発生したりします。クライアントワークで使用する場合は、素材のライセンスを事前に確認しておきましょう。
デザイン共有時のプライバシー設定に注意
Canvaにはデザインを他のユーザーと共有する機能がありますが、設定を誤ると意図しない相手にデザインが見られてしまうリスクがあります。
特に、クライアントの機密情報を含むデザイン(未発表の商品情報、内部資料など)を扱う場合は、共有設定に細心の注意を払いましょう。「リンクを知っている全員」ではなく、「特定のユーザーのみ」に共有範囲を限定することをおすすめします。
Canva無料版と有料版(Canva Pro)の違いを理解しよう
Canvaを副業で活用する際に、無料版と有料版のどちらを使うべきか迷う方も多いでしょう。ここでは、両者の違いを整理します。
Canva無料版でできることと限界
Canvaの無料版でも、以下のことが可能です。
・25万点以上の無料テンプレートの使用
・100万点以上の無料写真・グラフィック素材の使用
・5GBのクラウドストレージ
・基本的なデザイン編集機能
・SNSへの直接投稿
副業を始めたばかりの段階では、無料版で十分に対応できるケースが多いです。まずは無料版で練習し、仕事の量が増えてきたら有料版への移行を検討するのがおすすめです。
Canva Pro(有料版)のメリットと料金
Canva Proでは、無料版に加えて以下の機能が利用できます。
・1億点以上のプレミアム写真・動画・グラフィック素材
・61万点以上のプレミアムテンプレート
・100GBのクラウドストレージ
・ワンクリック背景透過機能
・マジックリサイズ(サイズ変更)機能
・ブランドキット(ロゴや配色の一括管理)
・AI画像生成機能
Canva Proの料金は、2025年時点で年払い8,300円(月額換算約691円)、月払い1,180円です。30日間の無料トライアルも用意されているため、まずは試してみることをおすすめします。
背景透過機能やマジックリサイズ機能は、クライアントワークで頻繁に使用する機能です。月に数件以上の案件をこなすようになったら、有料版への移行を検討してもよいでしょう。
安全にCanva副業をスタートするための5つのポイント
最後に、Canvaを使った副業を安全に始めるためのポイントをまとめます。
ポイント①高額なスクールに頼らず無料リソースから学ぶ
Canvaの使い方は、高額なスクールに通わなくても学べます。以下の無料リソースを活用しましょう。
・Canva公式のヘルプセンター(日本語対応)
・Canva公式のYouTubeチャンネル
・無料のブログ記事やYouTube動画(個人が発信しているもの)
書籍で学びたい場合も、1,500円〜2,000円程度で購入できるものが多数あります。30万円のスクールに投資する必要はありません。
ポイント②まずは無料版のCanvaを実際に触ってみる
副業を始めるかどうかを決める前に、まずはCanvaの無料版を実際に触ってみてください。自分に向いているか、楽しんで続けられそうかを確認することが大切です。
練習として、自分用のSNS投稿画像や、友人へのメッセージカードなどを作ってみましょう。操作に慣れてきたら、架空の案件を想定して作品を作る練習をしてみてください。
ポイント③大手クラウドソーシングサイト経由で仕事を受注する
仕事を探す際は、クラウドワークス、ランサーズ、ココナラといった大手のクラウドソーシングサイトを利用しましょう。
これらのサイトでは、報酬の支払いがシステムで保証されているため、「仕事をしたのに報酬がもらえない」というリスクを軽減できます。また、クライアントの評価や実績も確認できるため、怪しい依頼者を避けることができます。
SNSでの直接取引は、相手の信頼性が分からないためリスクが高くなります。特に初心者のうちは、大手サイト経由での取引をおすすめします。
ポイント④現実的な収入目標を設定する
「すぐに月収30万円」といった過度な期待は持たず、段階的な目標を設定しましょう。
現実的な目安として、副業開始から3〜6ヶ月で月1万円〜3万円程度を目指すのが適切です。最初は単価が低くても、実績を積み重ねることで徐々に収入を増やしていけます。
焦らずにコツコツと取り組む姿勢が、長期的な成功につながります。
ポイント⑤継続的にスキルアップを心がける
Canvaの操作方法だけでなく、デザインの基礎知識も学んでいくことで、仕事の幅が広がります。
配色の基本、フォントの選び方、レイアウトの原則などは、書籍やオンライン記事で独学することが可能です。デザインの引き出しを増やすことで、より質の高い成果物を作れるようになり、単価アップにもつながります。
まとめ:Canva副業は正しい方法で安全に始めよう
この記事では、Canvaを使った在宅ワークの危険性と、安全に始める方法について解説しました。
Canva自体は世界中で利用されている信頼性の高いデザインツールであり、副業として活用することは十分に可能です。しかし、「Canvaで稼げる」という言葉を使って高額な講習費を請求する怪しいスクールには注意が必要です。
この記事の重要なポイントをまとめます。
・30万円の副業スクールは投資対効果が悪い。Canvaの使い方は無料〜2,000円程度で学べる
・「誰でも簡単に高収入」「今日だけ限定」などの言葉を使うスクールは要注意
・詐欺被害に遭った場合は、クーリングオフや消費生活センターへの相談を検討する
・Canvaを使った副業の案件は実際に存在し、月数万円の収入を得ることは可能
・まずは無料版のCanvaを試し、大手クラウドソーシングサイトで実績を積むことから始める
副業は正しい方法で取り組めば、収入を増やしながら新しいスキルを身につける良い機会になります。焦らず、着実に一歩ずつ進んでいきましょう。
参考情報
消費者庁(副業詐欺に関する注意喚起)
https://www.caa.go.jp/
消費者ホットライン
電話番号:188(いやや)
法テラス(日本司法支援センター)
https://www.houterasu.or.jp/
Canva公式サイト
https://www.canva.com/ja_jp/
Canva公式ヘルプセンター
https://www.canva.com/ja_jp/help/
クラウドワークス
https://crowdworks.jp/
ランサーズ
https://www.lancers.jp/
ココナラ
https://coconala.com/
国税庁 法人番号公表サイト
https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/