図解デザインを仕事にする方法。必要なスキルとツールは?

図解デザインを仕事にするために必要なスキルとツールについて解説された記事

「図解デザインって最近よく聞くけど、どうやって始めればいいの?」「副業として図解デザインの仕事をしてみたいけど、未経験でもできるの?」そんな疑問を持っている方は少なくありません。

SNSやブログ、ビジネス資料など、さまざまな場面で図解デザインの需要が高まっています。文章だけでは伝わりにくい情報を、視覚的にわかりやすく表現できる図解デザインは、今まさに注目のスキルといえるでしょう。

この記事では、図解デザインとは何かという基本から、必要なスキルの身につけ方、おすすめのツール、そして実際に仕事や案件を獲得する方法まで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。デザイン未経験の方でも「自分にもできそう」と思えるように、具体的なステップをお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

目次

図解デザインとは?仕事にする前に知っておきたい基礎知識

まずは「図解デザインとは何か」という基本的なところから確認していきましょう。図解デザインを仕事にするためには、その本質を理解しておくことが大切です。

そもそも図解デザインって何をするの?

図解デザインとは、複雑な情報やデータ、概念などを図や絵を使ってわかりやすく視覚的に表現する手法のことです。単純な図形と短い言葉を組み合わせることで、文章だけでは伝わりにくい内容を一目で理解できるようにするのが図解デザインの役割です。

たとえば、ビジネスでよく使われるPDCAサイクルやSWOT分析なども、文章で説明するよりも図解にした方がはるかに理解しやすくなりますよね。このように、図解デザインは「複雑なものをシンプルに、わかりやすく伝える」ための強力なコミュニケーションツールなのです。

図解デザインが活用される場面は非常に幅広く、営業・提案資料、社内マニュアルや説明資料、Webサイトやパンフレット、会議資料や報告書、SNS投稿やブログ記事など、さまざまなシーンで需要があります。

インフォグラフィックスとの違いを押さえよう

図解デザインと似た言葉に「インフォグラフィック」があります。この2つは混同されがちですが、実は少し違いがあります。

図解は、情報を図としてまとめたもので、シンプルな図形や矢印、テキストを使って構造や仕組みを説明することが中心です。主に「補助的な説明図」として使われることが多く、文章の内容を視覚的に補完する役割を果たします。

一方、インフォグラフィックは「情報(Information)」と「グラフィック(Graphic)」を組み合わせた造語で、図解にイラストや写真、アイコン、カラフルな配色などのグラフィック要素を加え、よりデザイン性を高めたものを指します。情報そのものが「主役」となり、ストーリー性のあるビジュアルコンテンツとして構成されることが多いです。

「直感と魅力で伝えるインフォグラフィックス」という言葉があるように、インフォグラフィックは視覚的なインパクトと理解のしやすさを両立させたものといえるでしょう。

ただし、両者の境界線は明確ではなく、シンプルなインフォグラフィックは図解に分類されることもあります。図解デザインの仕事をする上では、両方のスキルを身につけておくと活躍の幅が広がります。

図解デザインの仕事が今アツい理由

図解デザインの仕事が注目されている理由はいくつかあります。

まず、情報量の増加です。インターネットやSNSの普及により、私たちが日々接する情報量は爆発的に増えました。その中で「短時間で正確に情報を伝える」ことの価値が高まり、図解デザインのニーズが増えているのです。

次に、ビジュアルコンテンツの重要性です。InstagramやX(旧Twitter)などのSNSでは、画像や動画などのビジュアルコンテンツが高いエンゲージメントを得やすいことがわかっています。図解を使った投稿は拡散されやすく、多くの企業や個人が図解コンテンツを活用するようになりました。

さらに、リモートワークの普及も関係しています。オンラインでのコミュニケーションが増える中で、複雑な情報をわかりやすく伝えるための図解の重要性が高まっています。

このような背景から、図解デザインができる人材への需要は年々高まっており、副業やフリーランスとして活躍するチャンスも増えているのです。

図解デザインに必要なスキル3つと身につけ方

図解デザインの仕事をするためには、どのようなスキルが必要なのでしょうか。ここでは、図解デザイナーになるために身につけるべき3つのスキルと、その習得方法について解説します。

スキル1:情報を整理・構造化する力

図解デザインで最も重要なのは、複雑な情報を分類し、構造化する能力です。図解を作る際には、まず伝えたい内容を明確にし、情報の優先順位をつけ、論理的に整理する必要があります。これはロジカルシンキング(論理的思考)とも関連しており、図解デザインの土台となるスキルです。

具体的には、情報を「抽出」「分類」「関連付け」するプロセスが重要になります。何を伝えたいのかというメインメッセージを決め、キーワードを抽出し、それらをまとめて図解化していくという流れです。

このスキルを身につけるには、日常的に情報を整理する習慣をつけることが効果的です。ニュースや本を読んだときに「要点は何か」「どう分類できるか」を考えてみましょう。

スキル2:レイアウト・配色・フォントの基礎知識

図解デザインを仕事にする方法として必要なスキルの身につけ方を解説した記事

デザインの基本原則を知っておくと、センスがなくてもグッと見やすい図解が作れるようになります。

レイアウトの基本として、メインとサブ要素の大きさにメリハリをつけること、全体を長方形に収めること、文字や図解全体の周辺に余白を入れることが大切です。余白があることで情報が整理され、見やすさが格段に向上します。

デザインの基本として、図形の枠線をなくす(または細くする)こと、矢印の存在感を弱くすること、アイコンやイラストのテイストを揃えることを意識しましょう。統一感のあるデザインは、プロフェッショナルな印象を与えます。

配色の基本として、原色は使わないこと、分類・機能ごとに色分けすること、色数は2〜4色程度に抑えることがポイントです。色が多すぎるとごちゃごちゃした印象になり、逆にわかりにくくなってしまいます。

これらの原則は、実際に図解を作りながら少しずつ身につけていくことができます。最初から完璧を目指す必要はありませんので、まずは「見やすく、わかりやすく」を意識して作ってみましょう。

スキル3:ツールを使いこなす操作スキル

図解デザインには、適切なツールを使いこなすスキルも必要です。初心者にはCanva(キャンバ)がおすすめですが、PowerPointやGoogleスライドでも基本的な図解は作成できます。

ツールの操作スキルは、実際に触りながら覚えるのが一番です。最初はテンプレートを活用して、少しずつオリジナルの図解を作れるようになっていきましょう。詳しいツールの使い方は、後ほど詳しく解説します。

受講2週間で初案件獲得も!図解デザイン講座・スクールを活用する

図解デザインを体系的に学びたい場合は、図解デザイン講座やスクールを活用するのも一つの方法です。

最近では、オンラインで受講できる図解デザイン講座も増えています。動画で学べるものから、リアルタイムで講師に質問できるもの、実践的なワークを通じてスキルを身につけられるものまで、さまざまな形式があります。

中でも注目されているのが、図解デザイナーのぽんぬが主催する「図解デザイナー講座」です。ぽんぬ自身、図解デザインで月収100万円以上を達成した実績を持ち、これまでに100名以上の受講生を育成しています。

この講座の特徴は、実践的なカリキュラムと丁寧な添削サポートです。受講生の中には、開始からわずか2週間で初案件を獲得した方や、5ヶ月で月収10万円、半年で月収15万円を達成した方もいます。ママさんや副業で取り組む方が多く、それぞれの状況に合わせたアドバイスがもらえるのも魅力です。

宣伝会議が提供する「図解力養成講座」や、産業能率大学の通信研修「伝わる!使える!図解とデザイン」など、企業が運営する講座もあります。自分の学習スタイルや目標に合った講座を選ぶことが大切です。

独学派におすすめの図解デザイン本3選

独学で学びたい場合は、図解デザインに関する本を読むのもおすすめです。

『たのしいインフォグラフィック入門』は、インフォグラフィックの基礎から応用まで、楽しみながら学べる入門書です。図解の考え方やデザインのコツがわかりやすく解説されています。

『なるほどデザイン』は、デザインの「なぜ」がわかる人気の一冊です。直感的にデザインを学ぶことができ、図解作りに役立つ色やフォント、構造についても学べます。

『ノンデザイナーズ・デザインブック』は、デザイン未経験者向けの定番書籍です。近接・整列・反復・コントラストという4つの基本原則を学ぶことで、見やすいデザインの作り方が身につきます。

大切なのは、学んだことをすぐに実践することです。本や講座で知識を得たら、実際に図解を作ってみましょう。アウトプットを繰り返すことで、確実にスキルが身についていきます。

図解デザインにおすすめのツール5選【Canva・AI活用法も】

図解デザインを作るためには、適切なツールを選ぶことも重要です。ここでは、初心者から上級者まで使えるおすすめのツールを5つご紹介します。

Canvaで図解デザインを作る方法【初心者向け】

Canva(キャンバ)は、図解デザインを始める初心者に最もおすすめのツールです。2013年にオーストラリアで誕生し、現在では世界199カ国、1億3000万人以上のユーザーに利用されている人気のオンラインデザインプラットフォームです。

Canvaの最大の魅力は、デザインの専門知識がなくても、ドラッグ&ドロップの直感的な操作でプロ並みのデザインが作れることです。25万点以上の無料テンプレートが用意されており、テキストや画像を入れ替えるだけで見栄えの良い図解が完成します。

Canvaで図解を作る基本的な流れは次の通りです。

まず、Canvaの公式サイトでアカウントを作成します。Googleアカウント、Facebookアカウント、メールアドレスのいずれかで簡単に登録できます。

次に、「デザインを作成」をクリックし、サイズを選択します。プレゼンテーション用なら「プレゼンテーション」、SNS投稿用なら各SNSのサイズなど、用途に合わせて選びましょう。カスタムサイズを指定することも可能です。

テンプレートを選ぶか、白紙から始めます。初心者の方はテンプレートを使うのがおすすめです。「インフォグラフィック」「プレゼンテーション」などのカテゴリから、目的に合ったテンプレートを探してみてください。

テキストや図形、アイコンを編集します。左側のメニューから「素材」を選び、検索バーにキーワードを入力すると、さまざまなアイコンや図形が表示されます。

最後にダウンロードして完成です。PNG、JPG、PDFなど、用途に合わせてファイル形式を選べます。

Canvaは基本無料で利用でき、図解デザイン程度であれば無料プランで十分対応できます。より高度な機能や素材を使いたい場合は、有料プラン「Canva Pro」への加入を検討してもよいでしょう。

図解デザイン×AI活用で作業効率アップ

近年、AIツールの進化により、図解デザインにAIを活用する方法も増えてきました。AIを上手に使うことで、作業効率を大幅に向上させることができます。

たとえば、ChatGPTなどの文章生成AIを使って、図解の構成案やアイデア出しを行うことができます。「〇〇について、初心者向けに説明する図解の構成案を考えて」などと指示すれば、図解に盛り込むべき要素や構成のアイデアを得られます。

また、Canva自体にもAI機能が搭載されるようになりました。テキストから画像を生成したり、デザインの提案を受けたりすることが可能です。

ただし、AIはあくまでも補助ツールとして活用するのがおすすめです。図解デザインの本質は「情報を整理し、わかりやすく伝えること」にあります。AIに頼りすぎず、自分自身で情報を理解し、整理する力を養うことが大切です。

PowerPoint・Googleスライド・Figmaなどの使い分け

Canva以外にも、図解デザインに使えるツールはいくつかあります。

PowerPoint(パワーポイント)は、多くの方がすでに持っているツールではないでしょうか。図形や矢印、テキストボックスを組み合わせることで、基本的な図解を作ることができます。ビジネスシーンでは馴染み深いツールなので、そのまま資料に組み込みやすいというメリットもあります。

Googleスライドは、PowerPointと似た操作感で使える無料ツールです。Googleアカウントがあれば誰でも利用でき、複数人での共同編集も可能です。

Adobe Illustrator(イラストレーター)は、プロのデザイナーが使う定番ツールです。自由度が高く、オリジナリティのある図解を作りたい場合に適しています。ただし、月額料金がかかることと、操作を覚えるまでに時間がかかることがデメリットです。

Figma(フィグマ)は、WebデザインやUI/UXデザインでよく使われるツールですが、図解作成にも活用できます。無料プランでも十分な機能が使えるのが魅力です。

MiriCanvas(ミリキャンバス)は、韓国発の新世代デザインツールで、Canvaと同様にさまざまなデザインを簡単に作成できます。韓国っぽいZ世代向けのテンプレートが多数用意されているのが特徴です。

どのツールを選ぶかは、予算や目的、使いやすさによって異なります。まずは無料で使えるCanvaやGoogleスライドから始めて、慣れてきたら他のツールも試してみるとよいでしょう。

図解デザインの仕事・案件にはどんな種類がある?

図解デザインのスキルを身につけたら、次はどのような仕事があるのかを知っておきましょう。図解デザインの仕事は、想像以上に多様で、さまざまな業界で需要があります。

需要が高い図解デザインの仕事5つ

図解デザインを仕事にするためには図解デザインの仕事の種類を知っておく必要があることを書いた記事

図解デザインの仕事は、大きく分けて以下のようなカテゴリに分類できます。

ブログ・Webメディア向けの図解制作は、最も需要の多い分野の一つです。記事の内容をわかりやすく伝えるための図解や、アイキャッチ画像の制作などが含まれます。オウンドメディアを運営する企業や、個人ブロガーからの依頼が多いです。

SNS用の図解コンテンツ制作も人気があります。InstagramやX(旧Twitter)で使用する情報発信用の図解を作成します。1枚の画像で情報を伝えられる図解は、SNSとの相性が抜群です。

ビジネス資料・プレゼン資料の図解化も重要な仕事です。営業資料や提案書、社内プレゼン資料などに含まれる複雑な情報を、図解でわかりやすく表現します。

マニュアル・説明資料の図解制作は、製品やサービスの使い方を視覚的に説明する仕事です。取扱説明書やユーザーガイド、社内業務マニュアルなどが対象となります。

書籍・電子書籍の図解イラスト制作も需要があります。ビジネス書や実用書に挿入される図解を制作します。

未経験から始めやすい案件の特徴

図解デザイン初心者の方には、以下のような特徴を持つ案件から始めることをおすすめします。

まず、ブログ記事用の図解です。比較的シンプルな図解が求められることが多く、初心者でも取り組みやすい案件です。1枚あたり1,000〜5,000円程度の相場で、数をこなしながらスキルアップできます。

次に、SNS投稿用のインフォグラフィックです。情報量が限られるため、シンプルな図解を作る練習になります。定期的な投稿を任されれば、安定した収入源にもなります。

また、既存資料の図解リデザインもおすすめです。すでにある資料の図解部分をきれいに整えるお仕事です。構成を一から考える必要がないため、デザインスキルの向上に集中できます。

初心者のうちは、修正回数や納期に余裕のある案件を選ぶとよいでしょう。また、クライアントとのコミュニケーションを通じて、求められる品質や好みを学んでいくことも大切です。

図解デザインの求人・案件はどこで探す?

図解デザインの求人や仕事を探す方法はいくつかあります。

クラウドソーシングサイトは、最も手軽に始められる方法です。ランサーズ、クラウドワークス、ココナラなどのプラットフォームでは、図解デザインに関する案件が多数掲載されています。「図解」「インフォグラフィック」「資料作成」などのキーワードで検索してみましょう。

フリーランス・副業エージェントを活用する方法もあります。デザイン案件を専門に扱うエージェントに登録しておくと、スキルに合った案件を紹介してもらえることがあります。

求人サイトで正社員や契約社員としての募集を探すこともできます。「図解」「インフォグラフィック」「資料作成」などのキーワードで検索すると、図解デザインのスキルが求められる求人が見つかることがあります。

SNSでの情報収集も有効です。XやInstagramで「図解デザイン」「図解デザイナー」などで検索すると、図解デザイナーとして活躍している方々の発信を見つけられます。彼らがどのように仕事を獲得しているかを参考にしましょう。

図解デザインを副業にする!案件獲得の具体的な方法

図解デザインを副業として始めたい方に向けて、具体的な案件獲得の方法をご紹介します。複数のチャネルを組み合わせることで、安定した仕事を得やすくなります。

ココナラで図解デザインを出品するコツ

ココナラは、スキルを売買できるオンラインマーケットで、図解デザインの仕事を始めるのに最適なプラットフォームです。

ココナラでサービスを出品するには、まずアカウントを作成し、自分のサービスを設定します。サービス名、説明文、価格、納期などを記入し、サンプル画像を添付します。

図解デザインのサービスをココナラで出品する場合、以下のポイントを意識しましょう。

サービス名は検索されやすいキーワードを含めましょう。「【伝わる図解】ブログ記事の図解画像を作成します」のように、何を提供するのかが一目でわかるタイトルにします。

説明文には、どんな図解を作れるのか、どんな用途に対応できるのか、制作の流れはどうなるのかを具体的に記載します。過去の制作実績があればぜひ掲載しましょう。

価格設定は、最初は相場より少し低めに設定するのがおすすめです。実績を積んでレビューが増えてきたら、徐々に価格を上げていきましょう。図解デザインの相場は、シンプルなもので1枚1,000〜3,000円程度、複雑なものやデザイン性の高いもので5,000〜1万円程度が目安です。

サンプル画像は非常に重要です。自分のスキルを最大限アピールできる図解を複数用意しましょう。架空の案件を想定して作った図解でも構いません。

クラウドワークス・ランサーズ攻略法

ココナラ以外にも、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトで図解デザインの仕事を受注できます。

これらのサイトでは、クライアントが案件を掲載し、ワーカーが応募するスタイルが主流です。「図解」「インフォグラフィック」「資料作成」「イラスト」などのキーワードで案件を検索してみましょう。

応募の際には、自己紹介文と提案文を丁寧に書くことが大切です。過去の制作実績やポートフォリオを添付し、なぜ自分がこの案件に適しているのかをアピールします。

初心者のうちは、「初心者歓迎」「未経験OK」と記載された案件を中心に応募するとよいでしょう。低単価の案件が多いですが、実績を積むためと割り切って取り組むことで、次のステップにつながります。

ただし、極端に低単価の案件や、納期が非常識に短い案件には注意が必要です。自分の時給に換算してみて、あまりにも割に合わない場合は見送る判断も大切です。

SNS発信から仕事につなげる戦略

SNSを活用した集客は、図解デザイナーにとって非常に効果的な方法です。自分の作品を発信することで、潜在的なクライアントに直接アピールできます。

X(旧Twitter)は、図解デザイナーの発信の場として最も人気があります。作成した図解を投稿し、#図解 #インフォグラフィック などのハッシュタグをつけて発信しましょう。役立つ情報を図解にまとめて発信し続けることで、フォロワーが増え、仕事の依頼につながることもあります。

Instagramも図解発信に適したプラットフォームです。ビジュアル重視のSNSなので、デザイン性の高い図解を投稿することで注目を集められます。カルーセル投稿(複数枚の画像をスライドで表示する形式)を活用すると、情報量の多い図解も効果的に見せられます。

noteやブログで図解の作り方や活用法についての記事を発信するのも有効です。「図解デザインに興味がある人」をターゲットにした情報発信を続けることで、同じ分野に興味を持つ人々とのつながりが生まれます。

SNS発信で大切なのは、継続することです。すぐに仕事につながらなくても、コツコツと発信を続けることで、徐々に認知度が高まり、チャンスが生まれます。

選ばれるポートフォリオの作り方

ポートフォリオとは、自分の作品集のことです。図解デザインの仕事を獲得するためには、ポートフォリオを用意しておくことが必須といえます。

ポートフォリオには、これまでに制作した図解を掲載します。まだ実案件の経験がない場合は、架空のテーマで図解を作成して掲載しても問題ありません。重要なのは、自分のスキルレベルや得意なスタイルを伝えられることです。

ポートフォリオの作成方法はいくつかあります。Canvaでポートフォリオ用のデザインを作成し、PDFで保存する方法が手軽です。また、noteやBehance、Dribbbleなどのプラットフォームにアップロードする方法もあります。自分のWebサイトを持っている場合は、そこに掲載するのもよいでしょう。

ポートフォリオに掲載する作品は、できれば5〜10点程度用意しましょう。多すぎると見る側が疲れてしまいますし、少なすぎるとスキルの幅が伝わりにくくなります。

また、作品ごとに制作の背景や工夫した点を簡単に説明しておくと、より伝わりやすくなります。「どんな目的で作成したのか」「どのような情報を伝えようとしたのか」「工夫した点は何か」などを記載しましょう。

図解デザインで稼ぐ!収入アップのための3つの秘訣

図解デザインの仕事を継続していく中で、収入を上げていくためのポイントをお伝えします。

リピート依頼を増やすクライアント対応術

安定した収入を得るためには、リピーターを獲得することが重要です。一度仕事を依頼してくれたクライアントに、繰り返し依頼してもらえるようになると、新規営業の手間が省け、効率的に稼げるようになります。

リピーターを獲得するためのポイントは、まず納期を守ることです。当たり前のことですが、納期を守ることは信頼の基本です。余裕を持ったスケジュールで納品することで、クライアントに安心感を与えられます。

次に、クライアントの期待を少し超える仕事をすることです。言われたことだけをやるのではなく、「こうした方がもっと見やすくなるのでは」といった提案を添えると、プロとしての姿勢が伝わります。

また、コミュニケーションを丁寧に行うことも大切です。質問には素早く回答し、進捗報告をこまめに行うことで、クライアントは安心して任せられると感じます。

納品後のフォローも効果的です。「その後、図解の反応はいかがでしたか?」など、納品後に様子を伺う連絡を入れると、次の依頼につながりやすくなります。

実績に応じた単価アップの進め方

図解デザインの仕事を続けていく中で、徐々に単価を上げていくことが収入アップにつながります。

まず、実績を積むことが基本です。初めのうちは低単価でも、とにかく経験を積みましょう。10件、20件と実績が増えてくると、それ自体が信頼の証となります。

次に、スキルアップを続けることです。新しいツールの使い方を学んだり、デザインの引き出しを増やしたりすることで、提供できる価値が高まります。高品質な図解を作れるようになれば、それに見合った価格を設定できるようになります。

得意分野を確立することも重要です。「医療系の図解に強い」「IT・テック系の図解が得意」など、特定の分野に強みを持つことで、その分野のクライアントから選ばれやすくなります。専門性が高まれば、単価も上げやすくなります。

また、パッケージ化も効果的です。「図解3点セット」「記事1本分の図解まるごと作成」など、複数の図解をセットで提供することで、1件あたりの単価を上げることができます。

単価を上げるタイミングは、実績が10件を超えたとき、高評価のレビューが複数ついたとき、リピーターが増えてきたとき、などを目安にするとよいでしょう。

副業で月5万円・専業で月20万円を目指すロードマップ

図解デザインでどのくらいの収入が見込めるのか、目安をお伝えします。

副業として月10時間程度取り組む場合、月収1〜3万円程度が現実的なラインです。1件2,000〜5,000円の案件を週に1〜2件こなすペースになります。

副業として月30時間程度取り組む場合、月収5〜10万円を目指せます。継続案件やリピーターが増えてくると、安定してこの水準を維持できるようになります。

専業として本格的に取り組む場合、月収20万円以上も可能です。ただし、図解デザインだけで食べていくためには、複数のクライアントとの継続契約や、高単価案件の獲得が必要になります。SNSでの発信やブランディングにも力を入れ、「図解といえばこの人」というポジションを確立することが重要です。

ある図解デザイナー講座の受講生の事例では、未経験から始めて5ヶ月で月10万円、6ヶ月で月15万円を達成した方も。また、図解デザインで月収20万円以上を稼いでいる方も実際にいらっしゃいます。

もちろん、これらはあくまで目安であり、個人のスキルや営業努力、取り組む時間によって大きく異なります。焦らず、着実にスキルと実績を積み上げていくことが大切です。

【実践編】伝わる図解デザインの作り方5ステップ

ここからは、実際に図解を作る際の具体的な手順とポイントをお伝えします。

ステップ1〜5:図解作成の流れを徹底解説

図解を作る際は、以下の5つのステップに沿って進めると、効率的に質の高い図解を作成できます。

ステップ1は、伝えたいことを整理することです。図解を作り始める前に、「何を伝えたいのか」を明確にしましょう。伝えたいメッセージが曖昧なままだと、わかりにくい図解になってしまいます。一番伝えたいことを1つに絞り、それを軸に情報を整理します。

ステップ2は、ラフスケッチを描くことです。いきなりツールで作り始めるのではなく、まずは紙に手書きでラフを描いてみましょう。どんな構成にするか、どこに何を配置するかを大まかに決めます。この段階でいくつかのパターンを試してみると、より良いアイデアが生まれやすくなります。

ステップ3は、レイアウトを整えることです。ラフをもとに、ツールで図解を作り始めます。要素の配置や大きさのバランスを調整し、全体の構成を整えます。余白を意識し、詰め込みすぎないようにしましょう。

ステップ4は、配色と文字のルールを決めることです。使う色は2〜4色に絞り、統一感のある配色にします。フォントも1〜2種類に限定し、読みやすさを優先します。強調したい部分は太字にしたり、色を変えたりしてメリハリをつけます。

ステップ5は、テンプレートや素材を活用することです。Canvaなどのツールに用意されているテンプレートやアイコン、図形を活用しましょう。ゼロから作るよりも効率的に、プロっぽい仕上がりにできます。

すぐ使える!図解の定番パターン7種類

図解デザインには、よく使われるパターンがいくつかあります。これらを知っておくと、どんなテーマでもスムーズに図解を作成できるようになります。

フローチャートは、作業の流れや手順を表現するのに適しています。「ステップ1→ステップ2→ステップ3」のように、時間の経過や順序を示す場合に使います。

ツリー型は、階層構造や分類を表現するのに適しています。メインテーマから枝分かれして、詳細な要素に分かれていく構造を視覚化できます。

ピラミッド型は、優先順位や重要度を表現するのに使われます。下から上に向かって重要度が増す構造を示す場合に効果的です。

マトリックス(表形式)は、複数の項目を比較する際に便利です。縦軸と横軸を設定し、それぞれの組み合わせで情報を整理します。

ベン図は、複数の要素の関係性(共通点や相違点)を表現するのに適しています。重なり合う円で、共通する部分と異なる部分を視覚的に示せます。

サイクル型は、循環するプロセスを表現するのに使います。PDCAサイクルのように、繰り返し行われるプロセスを示す場合に効果的です。

比較型は、2つ以上の要素を並べて比較する際に使います。「〇〇 vs ××」のように、違いを明確に示したい場合に適しています。

これらのパターンを状況に応じて使い分けることで、情報をより効果的に伝えられるようになります。

図解デザイナーとして長く活躍するための心構え

最後に、図解デザイナーとして長く活躍し続けるために大切な心構えについてお伝えします。

常にアップデートし続ける姿勢

図解デザインを仕事にする上で、図解デザイナーとして活躍するための心構えが解説された記事

図解デザインの世界は、常に新しいトレンドやツールが登場しています。成功し続けるためには、継続的な学習が欠かせません。

新しいデザインツールやAI技術にアンテナを張り、積極的に試してみましょう。効率化できる部分は効率化し、より質の高い図解を作ることに時間を使えるようになります。

また、図解デザイン以外の分野からも学ぶことが大切です。コピーライティング、マーケティング、プレゼンテーションなど、関連する分野の知識を身につけることで、図解デザイナーとしての価値が高まります。

書籍を読んだり、オンライン講座を受講したり、他のデザイナーの作品を研究したりすることで、常にスキルをアップデートしていきましょう。

信頼されるパートナーになるコミュニケーション

図解デザインはサービス業の側面があります。クライアントとの良好な関係を築くことが、仕事の継続と収入アップにつながります。

クライアントの要望をしっかりとヒアリングし、期待に応える(またはそれ以上の)成果物を納品することが基本です。わからないことがあれば遠慮せずに質問し、認識のズレを防ぎましょう。

また、プロとして適切なアドバイスをすることも大切です。「こうした方がもっと見やすくなります」「この配色だと視認性が上がります」など、専門家としての視点から提案することで、クライアントの信頼を得られます。

ただし、押しつけがましくならないように注意しましょう。最終的な判断はクライアントに委ね、柔軟に対応する姿勢が大切です。

小さな一歩から始める勇気

図解デザイナーとして成長するためには、失敗を恐れずにチャレンジすることが重要です。

初めての案件、初めてのクライアント、初めてのジャンルなど、新しいことに挑戦する機会はたくさんあります。完璧を求めすぎず、まずはやってみることが大切です。

もちろん失敗することもあるでしょう。修正依頼が多くて大変だったり、思うように評価されなかったりすることもあるかもしれません。しかし、そうした経験から学ぶことで、次に活かすことができます。

また、自分から積極的に発信したり、営業したりすることも、最初は勇気がいるかもしれません。しかし、行動しなければチャンスは生まれません。小さな一歩から始めて、徐々に行動範囲を広げていきましょう。

図解デザインに関するよくある質問

図解デザインを始める方からよくいただく質問にお答えします。

デザイン未経験でも図解デザイナーになれますか?

はい、デザイン未経験でも図解デザイナーになることは十分可能です。図解デザインは、センスよりも「情報を整理してわかりやすく伝える力」が重要です。論理的に考える力があれば、デザインの基本原則を学ぶことで誰でも作れるようになります。

また、Canvaなどのツールを使えば、テンプレートをベースに見栄えの良い図解を作成できます。最初は真似から始めて、徐々にオリジナリティを出していけば大丈夫です。

どのくらいの期間で稼げるようになりますか?

個人差がありますが、集中して取り組めば1〜3ヶ月程度で初案件を獲得できる方が多いです。講座を受講して体系的に学んだ場合は、さらに早く(2週間〜1ヶ月程度で)案件獲得につながるケースもあります。

ただし、安定して稼げるようになるまでには、もう少し時間がかかります。半年〜1年程度かけて実績を積み、リピーターを増やしていくことで、月5万円、10万円と収入を伸ばしていけるでしょう。

パソコンがないとできませんか?

パソコンがあった方が作業効率は上がりますが、スマートフォンやタブレットでも図解デザインを作ることは可能です。Canvaはスマホアプリもあり、基本的な図解であれば十分に作成できます。

ただし、細かい調整やプロフェッショナルな仕事を目指す場合は、パソコンがあった方が便利です。中古のノートパソコンでも十分なので、本格的に始めるなら用意することをおすすめします。

Canva以外のツールも使えないとダメですか?

いいえ、Canvaだけでも十分に図解デザインの仕事をすることができます。むしろ、1つのツールを使いこなせるようになることの方が重要です。

ただし、クライアントによってはPowerPointやGoogleスライドでの納品を希望されることもあります。そのため、これらの基本的な操作も覚えておくと対応範囲が広がります。

将来的にスキルアップを目指す場合は、Adobe IllustratorやFigmaなどのツールも学んでおくと、より高度なデザインに対応できるようになります。

まとめ:あなたも図解デザインで新しいキャリアを切り拓こう

この記事では、図解デザインを仕事にする方法について、基本的な知識から実践的なノウハウまで幅広くお伝えしてきました。

図解デザインとは、複雑な情報を視覚的にわかりやすく表現する手法であり、SNSやビジネスシーンで需要が高まっています。デザイン未経験でも、情報整理のスキルとデザインの基本原則を学ぶことで、十分に仕事にすることが可能です。

Canvaなどのツールを活用すれば、初心者でも見栄えの良い図解を作成できます。ココナラやクラウドソーシングサイトで案件を獲得し、実績を積みながらスキルアップしていきましょう。

副業として始めれば月1〜10万円、専業として本格的に取り組めば月20万円以上の収入も目指せます。大切なのは、まず一歩を踏み出すこと、そして継続することです。

「自分にもできるかな?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。でも大丈夫です。最初は誰でも初心者です。この記事を読んでいただいたあなたは、すでに図解デザイナーへの第一歩を踏み出しています。

今日からCanvaに登録して、まずは1つ図解を作ってみてください。その小さな一歩が、新しいキャリアの始まりになるかもしれません。あなたの挑戦を応援しています!

図解デザインを仕事にするために必要なスキルとツールについて解説された記事

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